おかしくないですか？

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ズンズン進んで校舎を出る。





「ここまでくれば大丈夫かな…」








そう言って、高杉さんの手を離した。








『ありがとう…』









「んぇっ？」









不意に言われたお礼に、思わず間抜けな声が出た。








『助けてくれて、ありがとうっ…！』









「_______ん。どういたしまして」









別にお礼を言われるようなことはしてていないけれど。







高杉さんが笑ってるし。
まあいっか_______









「一人じゃないから」








『え？』









今度は高杉さんが間抜けな声を出す。









「私が。いるから」









TARGETになるであろう私と。








『うんっ……』







TARGETの彼女と。









友情が芽生えたような気がした瞬間だった。









_______その“友情”とやらが。









すぐにぶち壊れること。









私は薄々気づいていたのだが_____

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