【SLAM DUNK】三井くんは甘えられたい (ページ7)

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絆創膏6 ページ7

『ふぅー･･』

保健室業務をこなしながら
書類をまとめるのにまだ慣れない

一息つくために窓を開けると
そよそよと風が入ってきて気持ちがいい

『あっ･･』

三「･･ん？」

外を歩いてる三井君と目が合う

部活に行くところなのか大きなバックを肩にかけて
顔の傷を気にするように触っていた。

どうして三井君ばかり目に入るんだろう

ぼーっとする私を不思議そうに見て
軽く頭をぺこっと下げ再び歩き出す

『ちょ、ちょっと待ってー！！』

三「な、なんだ？」

救急箱から絆創膏を取り出し三井君の元へ走る

ちょっと走っただけで息切れ；

『傷･･大丈夫？』

三「ん？あぁ、まぁなんとか」

『本当は消毒した方がいいんだけどね
絆創膏貼るから屈んでくれる？』

三「こんなんすぐ治るって；」

『激しく動いたらまた血が出るかもしれないから！ほら早く早く！』

約30センチある身長差
小さな私でも届くように渋々屈んでくれた

やんちゃそうなのに意外と素直？
もしかしたら根は真面目なのかも

『これでよしっ』

三「あざっす」

少し照れたような三井君
こんな大男なのになんだかかわいい

ふわっと風が吹きなびく髪を押さえると
赤い髪の子が走って体育館に入って行った

そろそろ部活始まるのかな
私も戻らないと

『それじゃ、三井君バスケがんばってね』

三「･･///」

保健室から女子生徒が呼んでいたのでまた駆け足で戻る

三井君にいつでも保健室に来ていいよって言うの忘れたなぁ

まぁいっか

また見かけたら絆創膏貼ってあげよう