【SLAM DUNK】三井くんは甘えられたい

鈍感33 ページ34

三井side


Aがキャバクラでバイトとか意外過ぎる


時給･･か
好き勝手してバスケやらせてもらって
苦労知らずの働いたことねぇ俺はAから見たらガキなんだろうな



Aが一生懸命働いてんだ
その事にとやかく言ううもりも権利もない。
だけど好きな相手だからこそ心配はしてる





『夜は遅いけど大丈夫！たまに烈君が近くで飲んでて、家まで送ってくれることもあるし』


三「･･んん？」


『だから心配しなくて大丈夫だよ』


三「いやいや待て。色々突っ込みどころがあるな」




なんか違う心配ぶっ込んで来たけど･･まじかよ
やっぱあの男･･Aのこと好きだよな

じゃなきゃ家にこんな物置いていかねーだろ


他にもあるんじゃないかと周りを見渡す


わざととしか考えられない




って言いたいけどAの顔を見ると言う気がなくなるっつーか

さっきも台所で言おうと思ったのに
上目遣いでこっち見られたらなんか･･かわいいさに負けた



そもそも当の本人は何にも思ってなさそうだし
今もきょとんとした顔してるし
まぁ･･いっかって



でも面白くねえのは確か




三「･･迎えなら俺でもいいだろ」


『三井君はだめだよ未成年なんだから』


三「真面目かよ」


『だめなものはダメ』




こんな時に年上感めちゃくちゃ出すのかよ

ずりぃな

絶対埋められない差が憎い





Aの肩に手を回して引き寄せ顔を近づける




『ひゃっ･･//な、なに?』




三「キスするから目閉じろって」




『キ･･っえ、っと･･････ぅん』






ーーっ//

少し困らせたくて冗談言ったのになんで閉じるんだよ･･


いつもみたいにからかわないで！って怒るか、すっげー動揺して黙るかの2択だと思ったのに



こんなん反則だろ
期待していいのか？



ぎゅっと目を閉じるAが愛しくて可愛いくて俺のもんにしてぇなーって欲が溢れる



頬に手を添えると小さく反応する


手から伝わる柔らかい肌


･･やば







唇に触れるギリギリのところで口じゃなく頬にキスをした。







『････ほ、っぺた？』


三「〜っ//」



なんなんだよマジで



三「口が良かったのかよ」


『やっぁの･･そういうつもりじゃなくて･･』




あぁもう人の気も知らねーでふざけんな

どんどん好きにさせるくせに

自分の気持ちは隠したまま





ダメだな
ハッキリしねぇのは性に合わない





三「A好きだ」

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