【SLAM DUNK】三井くんは甘えられたい

湘北高校3 ページ4

教頭「えーそれでは教育実習の先生を紹介します」




集会のため体育館に全校生徒が集まっている。



その中で壇上に立ち紹介をされるところ･･
すっっごく緊張する；


緊張で震える手をギュッと握って正面を向く



『初めましてAAです。
教育実習は養護教諭がメインになりますので
保健室にいることが多いと思います。
1ヶ月と短い期間ですが、どうぞよろしくお願いします』




噛まずに言えたことに安堵･･
お辞儀をしてパッと顔を上げた時に1人の生徒が目に入る




あれ･･
短髪で目がキリッとしてる彼
朝職員室を教えてくれた子だ。




こんなに大勢いるのにどうして彼だけ目に入ってきたんだろう
この空間に2人だけのような
一瞬だけそんな不思議な感覚になった。







集会のあとは保健室で先生からいろんな説明を受ける

保健室での実習がメインになるけど
教室に行くこともあるし保健体育の実習もある



説明を受けてる最中もちらほらと保健室に来る生徒がいて
怪我をした子や具合の悪い子もいれば

話を聞いてほしい子
保健室をよりどころにしてる生徒もいた。






気付けばあっという間に放課後



先生「落ち着いたね、部活動でも見学してみようか」


『はい！』




先生に連れられて体育館に来た。





ーッダンっ！！


目の前で豪快なダンクが決まり
黄色い声援が飛び交う


「「きゃーー！流川くーーーん！！」」




『おお･･すごい･･』


流川君と呼ばれた子と目が合ったけどすぐに逸らされた




彩「ラストー1分！」


マネージャーらしき女の子が声を掛ける。




紅白戦のようなものだろうか
点差を見ると僅差だ

バスケは最後の1秒までわからないと知り合いから聞いたことがある




･･あ、あの短髪の子、、バスケ部だったんだ。



１日に何度も見かけたせいか
名前もわからない彼なのに目が離せなかった。




両者とも譲らない展開の中
ゴールから遠い3Pラインで短髪の彼にパスが渡る


放たれたボールは綺麗な弧を描いてリングに吸い込まれていき
その瞬間笛の音が響いた。




『すごい･･』



先生「いつ見ても綺麗なフォームねぇ」




『はい･･びっくりしました』




先生「彼はね、三井くんよ
たまぁに保健室に来るから。そのうち会うかもね」









三井くん・・かぁ





私が湘北高校に来て1番初めに覚えた生徒
そして1番衝撃を受けた生徒と言っても過言ではない。

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