【SLAM DUNK】三井くんは甘えられたい

ふわふわ27 ページ28

三「･･そろそろ帰るか」



『三井君それ言うの3回目だよ』



三「うるせっ//」




あーとかうーとか何かぶつぶつ言ってる･･



三「っよし･･」



ぎゅっと力が入ったと思ったらパッと体が離れる
急に体が解放されて名残惜しいと思ってしまった



三井君を見上げるとふいっと顔を逸らされた






三「わがまま聞いてもらって悪かったな」



『ううん！わたしも・・』






･･わたしも？･･わたしも･･なに？


"あいたかった"


自然と口にしそうになって驚いた。






三「Aどうした？」



『なんでもないっ//』






変に思われたかな･･；
三井君といると気が緩んじゃうというか

なんだろう

三井君が素直に言葉で伝えてくれるからかなぁ







三「そういえば土曜日どこ行くか決まったか？」



『･･えっと、海の近くにある大きな公園にピクニックに行きませんか？』



三「あぁ、あそこか。いいぜ」





三井君からOKをもらいほっとする


人混みはあまり得意ではないし
三井君もインターハイが終わって疲れてるだろうから
なるべくゆっくり過ごせるところがいいなって思ったんだ




やだって言われなくて良かった；







三「楽しみだな」



『うんっ』





帰り三井君を見送ろうとしたら
心配だから私がアパートに入ったのを見てから帰るって；


アパートなんか目と鼻の先なのに；


玄関の前で小さく手を振ってから家に入る






急いで窓に近寄り外を見ると三井君の後ろ姿が見えたから
見えなくなるまで見送ってからカーテンを閉めた






1人になりさっきまでの出来事がフラッシュバックしてきて


急に恥ずかしさが込み上げてその場に座り込む






恋愛経験0の私はパンク寸前だ









三井君は余裕なのかな


恋愛以前に人との関わりを避けてきたから


何が正解か、こんな時どうするのかがわからない





自分だけだと自己完結できることも


相手がいるとそういうわけにはいかない




でも三井君はどんな時でも
真っ直ぐ正面からわかろうとしてるれるような気がする








三井家着いた。おやすみ





三井君からのLINEに心がふわふわする


一緒にいる時、体は緊張してるんだけど心はほわほわふわふわしてて変な感じ






･･土曜日楽しみだなぁ

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