【SLAM DUNK】三井くんは甘えられたい

意味のあるもの17 ページ18

最終日は初日のように生徒の前で挨拶をして
お世話になった先生方から激励の言葉をいただき


ありがたいことに寂しがってくれる生徒が次々に保健室に足を運んでくれて
存在意義･･なんていったら大袈裟だけど
ここにいた意味があったんだとホッとした。






まだ授業をしてる時間帯に湘北高校を出る。


タイミングがズレてたら来ることはなかったんだなと思うと不思議な縁だよね



ふと三井君の顔が浮かんだ



今日は、バイトか･･
明日は大学に行って授業･･レポートもまとめなきゃ
なんだか今は忙しくしていたい。


ぽっかり穴が空いたようなそんな感情に気づかないフリをした。









ーーー
ーー
ー




『っえ、え？なんでここにいるの？』



あれから1週間
大学から出ると何故か三井君がいた。

ここにいるはずのない人に空いた口が塞がらない





三「Aに会いに来る以外あるか？」



いつかも聞いたようなセリフ



『いつからいたの？学校は？ここにいても会えるかわからないじゃん；』


三「そしたらまた来るし、いつか会えるだろ」





そんな飄々と･･

というか周りからの視線が；

場所を変えるため三井君の腕を掴んで歩き出す





三「なぁA俺に勉強教えてくれ」


『･･べんきょう？』




話を聞いたら
赤点で補修を受けることになったが
そのテストで合格しないとインターハイに行けないとのこと


『すっごい責任重大じゃない･･』


三「頼むよ。Aしか頼れる人いねぇんだ」



うっ･･そんなこと言われたら･･




『湘北に三井君は必要不可欠だもんね。協力するよ』


三「本当か？よし！んじゃ今から俺んちで勉強だ」


『今から？！というか三井君の家？！』



今日バイトはないけど、いやそういうことじゃなくて色々追いつかないんですけど！




三「･･親もそのうち帰ってくるし、変なことしねぇから安心しろ」


『んなっ//』


それ言われると私が意識してたみたいでなんか//





三井君はいらないって言うけど
さすがに手ぶらではいけないから
ケーキを買って三井家にお邪魔した。



大きなお家･･
お庭にはお花が植えてあって綺麗に手入れされているのがわかる。



2階の三井君の部屋に入ると
バスケ雑誌があったりユニホームが飾られていて想像通りの部屋




『三井君の匂いがする』


三「･･ヤメロ//」



なぜか顔を赤くする三井君につられて私も顔が熱くなるから

頬に手を当てて早く冷めてと願う

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