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【桜木】私以上 ページ6

駅を出ると目立ちまくってる赤い髪の男がいた。




私を見つけると嬉しそうに駆け寄って来る



『花道どうしたの?』

桜「Aに話がある」

『うん』




緊張した顔、私をみる目
わかりやすすぎて何を言いたいのか手を取るようにわかる

前の私なら喜んだんだろうな






桜「俺Aが好きだ。俺たち前みたいに戻れねぇか?」


『うん。無理だね』


桜「ガーン。そ、そんな即答しなくとも」




花道に片想いしてた。


晴子のことが好きなのはもちろん知ってたけど
諦められなくて、必死にアタックした



晴子のこと忘れなくてもいい・・なんてカケラも思わなかった


だから花道からOKをもらえたらときは凄く嬉しかった・・のに、、




『晴子のことは?』




やっぱり晴子を好きな気持ちが消えないと言われ別れた



桜「晴子さんとは何も、、やっぱりAのこと好きだって気付いたからよ」



「そんなの全然嬉しくない」



桜「悪い・・でも俺は、、!」



「彼氏いるから。花道とは付き合えない」



桜「か、か、かれし?」




驚いた顔

まだ私が自分のこと好きだと思ったのかな

花道は知らないよね

花道と別れてから私がどれだけ泣いたか、ドン底で光なんて見えなくて辛くて消えたいと思ったかなんて・・






もう遅いよ





『彼ねヤキモチ妬きだから、こういうのも困る。誤解されたくないの』




桜「好きなんだ・・」





やめて





『ごめん。もう会いたくない』





傷付いた顔しないでよ


私が悪いみたいじゃない


先に手を離したのは花道でしょ


"やっぱり"なんて聞きたくない






『さよなら』




花道の横を通り過ぎる









スマホを取り出して彼氏に電話をかけた





『吉兆、いまどこ?会いたい・・今会いたいの・・』







早く


お願い早く来て



私の気持ちが戻ってしまわないように・・



振り返りたい衝動を抑える



ごめん、ごめんね、本当は嬉しかった。



でも・・もう遅いよ。



ドン底から救ってくれた大切な人を裏切れない



だから・・



早く私以上に好きな人を見つけて幸せになってね










fin..

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作者名:あひる | 作成日時:2023年12月6日 22時

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