【SLAM DUNK】短いお話集 (ページ2)

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【三井】照れ屋ページ2

不良に絡まれてる所を助けてもらい
私は人生で初めて一目惚れをした。

年下に興味ないのか周りをうろちょろしても全く相手にされず･･

そして出会った時はグレてたけど最近更生してバスケ部に戻ったんだって

ロン毛だったのにバッサリ切っちゃってさ
女子ってそういうギャップに弱いでしょ？
案の定周りの女の子がざわついてる

･･カッコいいじゃん！

モテちゃうじゃん！！

不良だった時は「近寄んな」って一蹴されたけど
今は半径1m以内にいても何も言われない

でも全然目が合わなくて脈なしフラグは変わらず

『三井先輩』

三「なんだよ」

『こっち向いてください』

三「なんでだよ」

だってかっこいい顔を正面から見たいんだもん
冷たい･･とシュンとしたフリをすると
こっちをチラチラ気にしつつ頭をかいてる。

三「お前といると調子狂うんだよ」

『え、それって･･』

『三井先輩私のこと好きなんですか？』

三「んなっ//バカヤロウんなこと言ってねぇだろ！」

えー･･そんな赤い顔してるのに？
素直じゃないなぁ

『じゃぁ･･嫌いですか？』

三「･･嫌いだったら一緒にいねぇだろ」

『ってことは好きなんですよ！』

三「だから、なんでそうなるんだよ；」

三井先輩ってもしかしてめちゃくちゃ鈍感？
経験豊富そうな見た目なのにギャップ萌えなんですけど

『どうして私のこと助けてくれたんですか？』

三「絡まれてる奴いたら普通だろ」

『本当にそれだけ？』

三「まぁ･･好みだったってのはある･･」

それは初耳

『私に彼氏できたらイヤですか？』

三「は？！誰だよ！」

私の肩を掴むからやっと正面から顔が見れた。
私に彼氏ができたと思ってるのか
瞳が揺れて焦ってるのがわかる

こんなに可愛い大男いる？

『彼氏は三井先輩がいいんですけど、どう思います？』

三「ーっ//いいんじゃねぇか」

『やっぱり三井先輩私のこと好きなんですね♪』

お前には負けたって頭を撫でる仕草もかっこいい

今まで近寄んなって冷たかったのは
危ない目に合わせたくなかったからなんだって

『三井先輩好きって言ってください』

三「こ、今度な」

三井先輩にはハードルが高いらしい
照れ屋で不器用だけどこんな愛しい人いない
絶っ対三井先輩から好きって言わせてみせるんだから

fin.