【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。2

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「「「調子にのってるよね？？」」」





今のこの状況はというと、、

仙道先輩と私が付き合ってる事をよく思っていない女子の先輩に呼び出され囲まれてるって感じ
場所はわかりやすく校舎裏



先輩1「黙ってないでなんとか言ったら？」

『調子に･･のってない、です』

先輩2「はぁ？口答えすんなよ」


･･なに言ってもだめなやつだった。





先輩3「彰最近遊んでくれないと思ってたけど、まさか1年マネージャーと付き合ってるとかないわ」

先輩4「彰目当てでマネージャーなったの見え見えだから」


人数的に不利だし、恐怖心から下を向いていると
急に全身が冷たくなって水をかけられたと気付いた。
髪、顔、制服から水が滴り落ちる


先輩5「あきらってさぁ、シたあと優しいの知ってるー？寝顔もかわいいよね」


先輩女子たちはケラケラと笑い
私の顔を覗き込み様子を見るように話しかけてくる
何も反応しないのに飽きて来たのか
早く別れろよと捨て台詞を吐いてその場からいなくなった






･･ただのファンとかじゃなくて"そーゆー関係"だった人達なんだ


モテる人だから別に驚きはしないけど、聞きたくはなかった
しばらくそこで立ちすくんでいると、日陰で風が吹いて濡れた服が冷えて寒い
とりあえず人と合わないように授業が始まってから保健室に行ってタオル借りよう




ーガラｯ



保健室に行くと先生が不在でその代わり見たことのある後ろ姿が、、


『福田先輩っ』


福「あいどうした？ずぶ濡れ・・」


『あ、水、、浴びです』


福「・・・・・・」


めちゃくちゃ怪しんでる;
怪しみながらも無言でタオルを渡してくれた。


福「･･仙道絡みか？」


驚いて福田先輩を見る
意外と勘が鋭いタイプなのかな･･(失礼)

黙って頷くとそうかと言うだけで何も聞いてこなかった
福田先輩なりの優しさなんだと思う


『仙道先輩には･･言わないでください』


福「･･仙道は･･あいのこと本当に大事にしてる」




福田先輩はそう言って保健室をあとにした。





大事にされてると思う
でも私は･･自信がない

やっぱり奈々美先輩が忘れられないとか
やっぱりあの先輩たちの方がいいとか
それともまた違う人がいいとか

そんな言葉をいつか言われてしまうんじゃないかって
心のどっかで常に思ってしまう

だから平和に、波風立たせないようにしたい
この幸せが続くようにしたいだけ

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