【SLAM DUNK】あなたが見つめる、あの子になりたい。 (ページ23)

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どちらが勝ってもおかしくない試合

あと数秒のところで仙道先輩が決め1点差で陵南が勝利した。

大事な場面で頼りになる仙道先輩は
間違いなく陵南のエースだ。

メンバーは仙道先輩にかけ寄り勝利を喜んだ

奈「彰ナイス‼︎最後良く決めたね‼︎」

仙「ふぅーー、ギリギリだったけどなんとか」

奈々美先輩の満面の笑みを見て
仙道先輩も穏やかな安心した顔になってる

ーズキッ

あの優しい視線は、奈々美先輩にしか注がれない。

報われないことはわかってる

自分に言い聞かせて黙々と後片付けを進めた。

湘北の控室を片付けていると赤いリストバンドが落ちていた

『楓赤いリストバンド付けてなかったっけ？』

湘北のみんなまだ近くにいるかな;
近くにいることを願ってダッシュで追いかけた。

昇降口付近にちらほら湘北メンバーが残ってるのが見える

ダッシュして息が上がってきた･･
私体力なさすぎる;;

『かえでっ‼︎』

流「･･どーした？」

『忘れ物！このリストバンド楓のじゃないかなって』

流「俺の。サンキュ」

『･･よかったぁ、間に合って･･』

流「とりあえず落ち着け」

肩で息をする私を心配して楓が背中を撫でてくれたおかげで落ち着いてきた。

仙「なに？あい流川と知り合い？」

楓に渡すことに夢中で
仙道先輩がいたことに今気がついた

流「(呼び捨てだと･･)」

『あ、実は･･「オメーには関係ねー」

説明しようとしたら
楓に言葉が遮られてしかも
今まで見た時ないようなオーラを纏ってる

心なしか仙道先輩のこと睨んでような･･

まぁいいけどと仙道先輩は楓に手を差し出したが
楓は握手せず、ペシッと先輩の手を叩いて帰って行った

楓らしいけど;