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痴漢は
やってない！なんなんだ！ってすごく焦ってる
･･解放されたのにまだ心臓がバクバクしてる
目の前の長髪の人が痴漢に睨みきかせてると
痴漢？と周りがざわざわしだした。
痴漢は掴まれた腕をぶんぶんと振るが
がっちりと掴まれてびくともしない
そうしてるうちに駅に停車
ドアが開くと同時に
痴漢は勢いよく男の人の腕を振り払って
下車する人に紛れて逃げて行った。
？「あ"ーーーーーーこら！！逃げんな！！」
長髪の人が痴漢を追いかけようとしたけど
ピタっと止まって私の方に振り返った。
『･･ぁっ････っつ』
お礼言わなきゃなのに声が出ない･･
･･やばい涙出そう
？「っつ///････先に謝る！ごめん！！」
そういって私の手を取って
電車を一緒に降りてホームのベンチに座らせてくれた。
？「怖かったよ な？
捕まえられなくてごめん！！！」
そう言って彼はがばっと頭を下げた。
何も悪くないし
むしろ助けてくれたのに･･
『ほんとにありがとうございます。
助けてもらえなかったらって思ったら･･っ』
泣きたくないのに
思い出した恐怖で
ぽろぽろと涙が出てきてしまった;
これ以上迷惑かけたらダメだと
下を向いて涙を見せないようにした。
？「･･これしかねぇけど」
そう言って漢字が書いてあるタオルを渡してくれた。
お言葉に甘えてタオルを借りて涙を拭いた。
落ち着くまで長髪の彼は隣に座っててくれて
気づいたらホームには私と彼だけになってた。
？「落ち着いた？学校行けそーか？」
『･･はい 遅刻させちゃってごめんなさい
本当にありがとうございます』
？「遅刻くらいどーってことねーよ」
そう言ってカッカッカと笑った。
清「俺、海南大付属1年の清田信長
･･名前聞いてもいいか･･？///」
『陵南高校1年の一ノ瀬あいです」
『信長くんタオル使うよね？いつ返すといいかな？』
「タオルは他にもある！いつでもいい！！
ってか同じ年だし、ノブでいーよ」
『うん！じゃぁ･･ノブって呼ぶね！」
「お、おう！///(･･か、かわいい)」
海南大はもう一つ先の駅だから
次の電車がくるまでたわいもない話をして過ごした。
ノブを見送って
私も学校に向かった。
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あひる(プロフ) - いざよいさん» えっえっえ🥹ありがとうございます！そのコメントに口角上がりっぱなしっす！！！ (12月30日 23時) (
レス) id: 1a0521cb7f (このIDを非表示/違反報告)
いざよい(プロフ) - こ、口角が！！やばい！！！下がんねぇ！！！！！最高です。 (12月30日 10時) (レス) @page26 id: 86aa8e19a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あひる | 作成日時：2022年12月6日 23時
