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「A、いかんといて」
泣いているのかと疑いたくなるくらいにか弱い声。
あーあ、今さら引きとめたって遅いのに。
あと数時間、いや、違うかな。
あと2年、早ければ。
私はどこにも行かなかったのに。
一瞬傾きかけた体を立て直して、
絡みついた腕を振りのけた。
靴のつま先をトントンと床につけ、
背後を振り返る。
…って、本当に泣いてるじゃん。
上半身裸で涙を流す男なんて、
相当な絵面だよ、コレ。
「じゃあ、せめて、これ…」
“どうせ番号消したんやろ”
そういって手渡された数字の並んだ紙切れ。
走り書きしたであろう割には綺麗なその文字を少し眺めて
ありがとう、と受け取った。
「…幸せに、なってな」
震えた声と、今にも壊れてしまいそうな悲しい顔。
こんな私にそう言ってくれるなんて、
最後まであなたは優しいんだね。
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おから(プロフ) - raaaaaaamさん» お久しぶりです！こちらにもコメントしていただけて嬉しいです(^^)。今回のは受け入れてもらえるか不安だったので安心しました！笑。はい、本編の方、更新頑張りますね、ありがとうございます！！ (2016年5月21日 6時) (
レス) id: 6b8f447e34 (このIDを非表示/違反報告)
raaaaaaam(プロフ) - おからさんお久しぶりです！(^-^) 今回はちょっと違った神ちゃんが見れてドキドキしました♪♪ これからもファイトです(><) (2016年5月21日 0時) (レス) id: 002059b0c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おから
| 作成日時：2016年5月19日 12時
