うぶです黄色さん ページ4
○慣れないあなたと欲しいわたし○
『淳太くんってさぁ…』
ゆらゆらグラスをまわして頬杖をつく
“んー？”って眠たそうな声で私を見つめるのは、
2杯目にして、もう潰れかけている、栗頭の淳太くん
今年で29になるにもかかわらず、
彼女も、女友達でさえも作れない彼は正真正銘の純情ボーイだ。
かくいう私だって、彼とはただの会社仲間。
一応勤務歴が同じくらいという事で
こうしてたまーにのみに来ることもあるけれど
それ以上の関係では一切ない
『気になる人とか、いるの？』
…でも、なんだか今日は違うみたい。
ううん。今日は、違う関係になってみたい
「…え、会社で？」
『別に、その他含めてくれもいいけど？』
表では絶対恥ずかしがって答えない淳太くんも
お酒の力でちょっとだけ開放的になるから
「女の人は、よぉ分からんからな。」
まぁもちろん、ウブはウブなままだけど。
『ねぇ、だったらさ…』
女の人みたいに細くてきれいな指に
私の指を絡ませる
『私が教えてあげようか？』
半分冗談の、半分本気。
淳太君はびっくりしたような顔をして
“どうゆうことやねん”、耳まで真っ赤に染まる。
『嫌…？』
「嫌じゃ、ないけど…」
『じゃあさ』
そういって距離を詰めれば
あなたの心まで、あと少しだ
・
長い睫…
こんなにピアスが似合う男の人も
わたしは見たことない
「…Aさん、」
そんな一瞬のを狙ったのか
強引に顔をつかまれ、気づけば重なる淳太くんの唇…
・
気の遠くなるような長いキス。
息継ぎしたら、
今度は深く深く舌を絡められる。
カクテルの香りがほんのり鼻腔をかすめて…
『……っ、はぁ…、』
やっと解放されてボー然とする私を前に
見たことないような、艶っぽい顔で笑う淳太くん。
「俺やって、知ってるもんは知ってんねんで？」
ウブで、純情なはずのあなたに。
酔わされてたのは、私のほう……？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 581人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
スマイル - やばすぎます！最高です！これからも頑張ってください、応援してます！ (2017年3月5日 20時) (
レス) id: e5bbd18aec (このIDを非表示/違反報告)
重恋 - 淳太くんのドS彼氏お願いします！ (2016年8月3日 1時) (レス) id: e86bab1bd6 (このIDを非表示/違反報告)
藤井美月 - 感想遅くなってすみません！ 最高です！ ありがとうございます！ (2016年8月2日 15時) (レス) id: b188ce8a87 (このIDを非表示/違反報告)
りょうか - リクエストお願いします！神ちゃんに嫉妬されるやつがいいです。サブキャラでしげを出していただければ・・・あと名前あーりーからりょうかに変えました！ (2016年7月29日 11時) (レス) id: d9ed7a6b25 (このIDを非表示/違反報告)
ももピポ - リクで，照史くんで風邪をひいた彼女を看病するをお願いします! (2016年7月20日 7時) (レス) id: a25a154e75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おから
| 作成日時：2016年3月6日 22時
