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・
神「あーあ、Aちゃんも15センチやったらなぁ…」
『……はい？』
・
ふと、神山くんが天井を見上げながら呟いた。
15センチって、神山くんとおんなじ、15センチってこと？
『それはもう、大変だと思いますけどね…』
神「ええやんか、小人2人。
一緒に猫乗ったり、冒険したり、いろいろすんの。アカン？」
・
こてん、ってあざと〜く、首を傾げられる。
ぐぬぬ、アカン、じゃなくて、全然いいし、
すっごく楽しそうなんだけれど。
違うんです、そうじゃないんです。
・
今のままでも十分すぎるくらい、
私は神山くんにドキドキしてる。
むしろ私が心拍異常で倒れないのは、
神山くんが手のひらサイズだからであって。
2人とも小人になるということは、
実際の身長差になると言うこと。
当たり前のように神山くんを見上げて、
神山くんの方が私の何倍もたくましくて
きっと、もっと細部まで神山くんのカッコいいところが見えて。
そんなんじゃ、ドキドキなんてモンじゃすまないに決まってる。
それこそ、心臓がおかしくなっちゃって、それで…
・
・
・
神「おーい、Aちゃんっ！？」
『……っは！』
いつの間にやら方に上っていた神山くんに
ぺちっとほっぺを叩かれる。
慌てて手のひらで火照った熱を逃がして、
息を整えて。
あぁ、ぼーっとしすぎたみたい。
・
“ほんま、Aちゃんのショート癖おもろいわ”
なんて言って、また神山くんが太ももの方に戻っていく。
腕伝いに滑っていく感覚がくすぐったくて
やっぱり今でも十分にドキドキして。
神「小さくなる前に、まずはそのショート癖直す特訓やな。」
『っへへ、そうですね。』
もう一回、両手で自分の頬を包む。
・
・
これから、もし、本当に二人で並べるようなサイズになったなら…
いいや、それはまた、もう少し先。
きっといつか、別のお話で。
・
終わり
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北山健永?(プロフ) - ほんまにいい話で感動しました('･ｪ･`)自分も自担があんなふうになってたらなと思いました笑 あと、青い鳥もフォローさせていただきました！しげのんという名前です(^ヮ^=) (2016年8月26日 1時) (
レス) id: afb1e7235c (このIDを非表示/違反報告)
みすず 白米(プロフ) - もう、ほんと泣けてきました。普段泣いたりしないのに、すっごい涙が出てきちゃいました((汗面白かったです！本当に起きたらヤバイです。ありがとうございました！！ (2016年8月18日 15時) (レス) id: 0681d104aa (このIDを非表示/違反報告)
さわ - 最後のコンサートの所でうわ〜と舞い上がってしまいました！ずっとワクワクする作品でとても面白かったです！もんちの発言や行動が分かることばっかりで、想像しながら読みました。現実でもこんな事があったらいいのにな〜！こんなすてきな作品ありがとうございました！ (2016年8月5日 22時) (レス) id: 3ae88360b1 (このIDを非表示/違反報告)
夏 - おしまい【なんやなんや、もっとはきり聞かせてや〜？】→もっとはっきり、 おまけ（3）【いつの間にやら方に上っていた】→肩に上っていた じゃないですか？お気に入りなのでまた読みにきました。面白かったです！ (2016年6月29日 19時) (レス) id: 88d577cd42 (このIDを非表示/違反報告)
こたちーずけーき(プロフ) - おからさん» 確かに不思議な響きだ笑笑 (2016年6月29日 18時) (レス) id: 0d54e58ffd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おから
| 作成日時：2016年4月28日 7時
