大丈夫 ページ15
「…で、説明しろソンギュ。」
食事が終わると、誰かが訪ねてきた。
みんながマネヒョンと口々に言う。
マネヒョン?
「俺たちの…お世話係みたいな?」
「ふざけんな。ただのマネージャーだ。
お前な…夜遅くに電話してきたかと思ったら
ミョンスが女の子拾ってきたとか
最近忙しかったから疲れてんのかと思ったら
本当に女の子いるし、ご飯食べてるし、
あぁ…俺のほうが疲れてんのかよ…」
私と目があった瞬間、すごい勢いで
独り言を言い、頭を押さえながらしゃがみ込む。
「…で、誰だこの子。
ファンだったらミョンスが
関わるはずないし。」
A
キム・ミョンスがマネヒョンという人に
私が書いた紙を渡し、呟いた。
「この子、声が出せないんだ。」
マネヒョンは複雑な顔をした。
「ミョンス、ソンギュ…話がある。」
３人は部屋の外へ出ていてしまった。
しばらくして、３人は帰ってきて
真剣な顔をして私たちの前に座った。
「お前らはどう思ってんだ。
俺は今すぐ、警察を呼んでこの子を
保護してもらいたいんだが。」
「な、マネヒョン!?」
「声が出ない。怪我をしている。
じゃぁ、警察が病院にでも連れて行くだろ。
それでいいんじゃないか。」
妥当な意見だった。
「どうせ家出だろ?
警察に行けば、保護者に迎えに来てもらえる。」
迎えが…来る?
その瞬間、無意識のうちに巻かれた包帯の上に
爪を立てていた。
「いい加減にしろよ!
…Aは警察に渡さない。
俺が、俺たちが面倒を見る。」
キム・ミョンスが声を荒げる。
他の６人も同じような目で
マネージャーを見ていた。
「…わかったよ。
言い過ぎた。警察には行かない。
ただ、お前らの仕事に
支障をきたすようなことがあれば
悪いけどAさん、
あなたにはすぐに出て行ってもらう。」
私は流れで頷くしかなかった。
でも、面倒を見るってここで暮らすの?
男だらけの中で?
キム・ミョンスと目が合う。
大丈夫
小さく手が動く。
私はそれを信じてもいいの?
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おかぴ(プロフ) - ｷﾑｷﾑさん» キムキムさん返信遅くなりすいません!!ありがとうございます (2016年7月17日 22時) (
レス) id: 3c34c8cfdb (このIDを非表示/違反報告)
ｷﾑｷﾑ - これ面白いです！号泣しました！鳥肌でしたよ！ (2016年6月5日 0時) (レス) id: ab3a3caa63 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴ(プロフ) - まさん» まさん、ありがとうございます!!更新がんばります (2015年12月27日 17時) (レス) id: 338e63468e (このIDを非表示/違反報告)
ま - 号泣です……σ(´・д・｀) (2015年12月1日 0時) (レス) id: 9d5f231e06 (このIDを非表示/違反報告)
おかぴ(プロフ) - ほやぼーやさん» ほやぼーやさん、ありがとうございます!!暖かいコメント励みになります＾＾ (2015年9月16日 17時) (レス) id: 338e63468e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おかぴ | 作成日時：2015年2月9日 10時
