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Episode202 ページ8
「…なあ、潤」
「うん？」
「一緒のとこ行こうよ。高校も大学も」
俺は俺のノートをまだ見続ける潤を見つめつつ言う。
目を丸くして俺を見つめる潤。
「でも、…俺そんな勉強できないし」
「そんなことないよ、潤だって成績悪くないだろ」
そうだけど…と不安そうな潤の頭をそっと撫でる。
「俺が教えてやるよ、勉強」
すると、不安そうな顔が一気にぱあっと明るくなった。
分かりやすいやつだなあ。
「ほんと？」
「おう！俺はスパルタだからな、ついてこいよ？」
「えー、俺スパルタはやだなあ」
そう言ってクスクス笑う潤。
「だめー、頑張ってください」
そう言って抱き締めると、潤は、俺の大好きな笑顔で笑い声をあげた。
信じてた。
俺達は、ずっと一緒だって。
この約束は、絶対だって。
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作者名：くるみ
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年3月24日 23時
