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Episode235 ページ41
「んーん…じゃあそろそろ、帰るから、…」
俺の横をすり抜けて帰ろうとするから、その腕を掴んだ。
「待てって」
「いたっ、…！」
…え？
その苦しそうな表情と声に、俺は咄嗟に袖を捲る。
「…なんだよ、これ…」
潤の腕は肘周りが真っ青な色に変わっていた。
「なんでもない」
そう言って慌てて服を戻そうとするけど、俺は手を離さない。
「また、やられたのか？」
「違うよ、転んだんだよ」
「転んでこんなにならねぇだろ！」
俺の少し荒い口調に一瞬固まった潤だけど、目を逸らして俺の手を振り払った。
「違うから！大丈夫、…ごめん、帰る」
「おい待てよっ、待てって！」
俺は慌てて後を追う。
「待てよっ！」
俺はなんとか潤に追いついて、さっきの腕とは逆の腕を掴んだ。
「…っ、離して…」
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作者名：くるみ
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年3月24日 23時
