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Episode230 ページ36
「…でも、こんな身体じゃ…」
「…こんなって何。…俺は潤の身体綺麗だとしか思わねぇよ。…つーか、…抱きたくなる…ああもう、言わせんなよな、まじで……」
俺は潤を抱きしめたまま、その肩に顔を埋めた。
「…俺の…この、身体で、…？」
潤の声は震えていた。
「…むしろ、お前の身体でしかこうはならねぇよ…」
俺は真っ赤なままの顔を上げて、潤を見つめる。
潤は瞳をうるませつつも、俺のことを見つめ返していた。
「…大事にしたいから、乱暴なことはしたくねぇの…」
俺の言葉を聞くと、潤はふっと、やっと、笑った。
瞳に溜まっていた涙がひと粒頬を流れる。
俺はそれを拭い、そのまま頬に手を添える。
「…お前のせいだかんな、…クリスマスだし、許して」
俺は小さく掠れた声を漏らし、ゆっくりと唇を重ね合わせた。
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作者名：くるみ
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年3月24日 23時
