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Episode229 ページ35
「汚かったでしょ」
「え？」
「俺の身体。…消えないんだ。昔からの傷、…残っちゃって」
そう言うと、潤は自分から、巻いていたタオルを剥いだ。
「ちょっ、」
「…ね？」
白くて艶のある肌には所々、確かに青黒いアザの痕が残っていて、…おそらく、タバコを押し付けられたあとなのか、痛々しい形跡もそこに残されていた。
「見てらんないよね、こんなの」
潤は自虐気味に笑うと、タオルを
「…っ」
俺は、そのタオルを引き寄せて、潤の身体に巻きつけた。
「…しょお、くん…？」
「…頼む…こうしてて、じゃないと…俺、お前の身体見てると、…我慢できなくなっちまう」
「え…？」
「…俺も男なんだよ、分かれよ…ったく、」
潤の身体をバスタオルでおおったまま、俺は抱き締めた。
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作者名：くるみ
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年3月24日 23時
