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Episode223 ページ29
…数十分後。
「…しょおくんのばか……」
隣には、呆れ顔で俺を見つめる恋人。
「すみません…まさかこんなに早くから電車が無いとは……」
俺としたことが、終電の時間を確認しわすれて、帰りの電車がなくなってしまったんだ。
「どうする…？流石に歩いてじゃ無理だよね…」
困った顔で悩む潤。
俺は暫く考えてから、はっと思い出し、潤の手を握って歩き出す。
「ちょ、翔くん？」
「イブだし空いてるかわかんねぇけど行くだけ行ってみよ」
そう言いつつ向かった先は…
「ら、………ラブホテル！？」
目の前の建物を見て大きな目をさらに大きくする潤。
そう、俺が来たのはラブホテル。
勿論、目的はあくまで宿泊だ。
このへんは田舎だし、普通のホテルなんて早々なくて。
丘に登る途中で見えたのを覚えていて、来てみたんだ。
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作者名：くるみ
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年3月24日 23時
