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Episode205 ページ11
「…翔くん、？大丈夫…？」
そんな俺に更に近づいてくる潤。
だからダメだって…。
トン。
後ずさっていた俺は壁に背中が当たり、その真正面には四つ這いで俺の顔を覗き込む潤。
…ああ、もう、…
「…？、しょうく、…っ！」
俺は潤を引き寄せて、後頭部に手を添えて…唇を重ね合わせていた。
「…っ」
ゆっくりと離れると、潤は顔を真っ赤に染めて、大きな瞳で俺を見つめる。
揺れる水分量の多い綺麗な瞳に、俺が映っていた。
「ごめん…つい、……あんまり綺麗だから…」
そう呟いてそっと、潤の頬に手を添える。
「…もう、…俺ファーストキスなのに」
潤は頬を赤くしたまま、小さく微笑んで、俺が添えた手の上から自分の手をそっと重ねてきた。
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作者名：くるみ
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年3月24日 23時
