このままもっと... 【SM】4 (ページ50)

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story200 ページ50

潤くんがズタズタに傷つけられたときのこと、今でも覚えてる

可愛い顔が真っ青になって、ぐしゃぐしゃになるまで泣いていた

大野さんが、そんな潤くんを支えて帰ってきたとき、翔さんに対して、殺意に近いものを感じた

俺にとっての潤くんは、唯一の友達で、家族のようなものだった

ゲームばっかりな毎日だった俺を、外に出してくれて、友達として、仲良くしてくれた

そんなことしてくれたのは、潤くんだけだった

初めはうざったいと思っていたのに、気づいたら彼は俺にとって必要不可欠な人になっていた

潤くんのことを守りたいと思った

それがどういう感情なのかは俺も良くわからないけど

今でもその気持ちは変わらない。

翔さんが過去にしたことに対しては、もう問いただすつもりは無い

彼には彼なりの考えがあったんだろうから。

だけど、今は、違うんだ

俺は潤くんを、あの人のもとにまた渡すつもりは一切ない。