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story114 ページ14
潤に、なにがあったか…？
「潤くんがあんなふうに貴方に普通に接せてるのには、理由があるんです」
「…なんで…なんだ？」
「潤くん、記憶無くしてるんですよ」
…え？
ニノが言うことが、よく分からなかった。
「そんな間抜けな顔されても困ります」
「だ、だって…記憶って…え…？」
「貴方が卒業してから、俺らも卒業して、ふたりで同じ大学に行きました。大学生のとき、潤くんは事故に遭ったんです」
！！
あまりの衝撃的な話に、俺は声を出すことさえできなかった。
「車の事故でした。潤くんが乗っていたタクシーに、信号無視したトラックが突っ込んできて。一緒に乗っていたお母さんは亡くなりました」
「…そ、んなの…」
「悲惨でしょ？潤くんには、お母さんしかいなかったのに。でも潤くんはそのことすら覚えてないです。その事故で頭を強く打って、記憶を無くしたから」
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ゆかり - いい小説ですね続きをお願いします (2017年9月14日 17時) (
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作者名：潤クル
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2017年9月14日 10時
