Story57 ページ7
起きたか？
そっと寝室を覗くと、布団がゴソゴソと動いており、丸く盛り上がったところから小さく「ぐす、…けほっけほっ」と聞こえてくる。
…全く、泣くほど寂しくなるなら、なんで自分から帰そうとすっかな。
まあそれがこいつの優しいところなんだけど。
俺はそっと近づいて、震える背中を撫でた。
すると驚いたのか、潤がビクッと震え、固まる。
そっと布団をめくると、赤い顔をして瞳を潤ませつつ丸くなった潤がいた。
俺を見て目を丸くする。
そして、こんな状態でもまだ俺のことを気にしてか、仕事のことを口に出す。
ほんとに、人のことばっか考えすぎだろ。
俺がそっと背中をさすってやると、潤は次第に身体から力が抜けていき、やがて、寝息が聞こえてきた。
こんな甘えん坊のくせに、なんで我慢すんだよ。
こんな時くらい、俺らに甘えろよな、バカ。
俺は紅い潤の頬に残った涙ををそっと拭うと、布団をかけ直してリビングに戻った。
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じゅんくる(プロフ) - あいさん» こちらこそ、読んでいただきありがとうございました！♡ (2月23日 11時) (
レス) id: e754cb8f3d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - ありがとうございます☆彡楽しく読ませてもらいました(^o^) (2月23日 7時) (レス) @page42 id: 32218abdda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅんくる
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年2月22日 12時
