Story50 ページ50
「は、っ、…はぁ、っ。はぁ、」
息苦しさにぼんやりと目を開ける。
視界がぼやけてうまく焦点が合わない。
苦しさが、熱が上がったせいだとわかるのに時間はかからなかった。
さっきよりもずっとしんどくて、頭がうまく働かなかった。
いま、なんじだろ、
そう思い身体を起こそうとゆっくり起き上がるも、身体は大きく揺れ、そのままベッドへと逆戻りしてしまった。
こんなんじゃ、薬も飲めない、水分すら取れねぇ、
ふわふわとする意識の中、俺、このままどうなるのかな、という気持ちが浮かぶ。
先程までいた翔くんが思い出されて、気づくとツゥ、と涙が溢れていた。
ああもう、…だから、そんな甘えらんないって、
頭ではわかっているのに、心細くて、寂しくて、俺は小さく嗚咽を漏らしながら泣いていた。
こんな弱って、みっともないな、…。
「げほっ、はっ、ぁ、…けほっけほっ、げほっ」
再び咳に襲われて俺は身体を丸める。
全身が熱を帯びているのに、寒くてたまらなかった。
俺は、カタカタと震える体を、力の入らない両手で必死に包み込んでいた。
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じゅんくる(プロフ) - むすびさん» きゃー！ありがとうございます！！本当にありがたいです🙇🏻♀🙇🏻♀不束者ですが、ぜひこれからも応援してやってください(*^_^*)よろしくお願いします☺️ (2月23日 1時) (
レス) id: e754cb8f3d (このIDを非表示/違反報告)
むすび(プロフ) - じゅんくるさんのお話本当大好きで、何度も繰り返し拝読してます！新作とっても嬉しいです😭✨❤ (2月23日 1時) (レス) id: f9670cdfaa (このIDを非表示/違反報告)
じゅんくる(プロフ) - あいさん» あいさん！早速のコメントありがとうございます！頑張りますので、応援お願いいたします(๑´`๑)♡ (2月20日 21時) (レス) id: e754cb8f3d (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - 新作読めて嬉しいです✨このシリーズ好きなので楽しみにしてます(≧▽≦) (2月20日 21時) (レス) id: 32218abdda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：じゅんくる
| 作者ホームページ：http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I=20000726
作成日時：2024年2月20日 20時
