命短し恋せよオトコ！？ｰ紫さんBirthday企画2017ｰ ① (ページ28)

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「…やっぱり」

俺は隣のスタジオのソファに近づく。

そしてそこに座っている潤の横に座った。

「松潤」

「……ん？」

腕で目元を覆って背もたれに寄り掛かったまま、潤が声を出す。

「もう帰ったほうがいい」

「まだ、…やれる」

「倒れるよ？マジで」

「大丈夫だよ…リーダーは、心配しすぎ」

「お前が心配かけ過ぎなんだわ」

「…あと一回で終わりじゃん」

潤はそう言うと、とゆっくり身体を起こして、かばんからペットボトルの水を取り出し飲んだ。

「…顔色、最悪だよ？」

「あれ、まじ？参ったな…」

そう言うと、潤は力なく笑う。

「俺から、言おうか？帰るって」

「だーから、大丈夫だって。やるから」

潤はそう言うと、ゆっくりと立ち上がる。

そして大きく息を吐いて、マスクをつけなおした。
「やりますか」

そしてしっかりとした足取りで、ダンスルームに向かっていった。