命短し恋せよオトコ！？ｰ紫さんBirthday企画2017ｰ ① (ページ21)

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「んーん…いいの」

「ホントだって！」

「ごめん、ちょっとトーン落として…頭に響く」

潤がそう言って苦笑いしてこめかみを抑えるから、慌ててごめん！と謝る。

「てか…頭痛いの？」

「うん、少しね…」

「…少しじゃないんじゃないの」

俺はそう言って潤の額に手を当てた。

案の定というかなんというか。

そこは紛れもなく熱くて。

「ねえ……帰りなよ」

「それは無理…大丈夫だよ、休めば楽になるし」

「無茶すんなって」

「LIVEまでに…間にあわなくなる」

潤はそう言うと、ふう、と息を吐いた。

「智、もうさ、俺のことに気にしてるんなら、大丈夫だから…。自分の準備始めて？ここにいたら風邪うつるし」

「…ばか」

思わずそういえば、潤は小さく笑った。

「…なんでだよ」

「いつもいつも無理ばっかしてさ…」

「…無理しなきゃ、やってらんねぇよ…やることなんか山ほどあるんだから」