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Hikaru
夜になって目が覚めた翔太だったけど、起きた瞬間目にはジワジワ涙が溜まっていっちゃう。
「どっかまだ痛い？苦しかったな…」
翔「注射、嫌だった痛かったぁぁ!嫌なことしないって言ったのに………」
「ごめんごめん、でもずっと苦しいのも危ないって分かるだろ？だからさ……」
翔「無理っ!分かんない‼」
こっちが何を言っても、無理嫌だ分かんない!って情緒不安定で大泣き。
大声出したり足どんどんするのは体にも良くないから辞めて欲しいけど、
そうでもしないと発散出来なくなっちゃって。
すっぽり抱き締めると腕の中でバタバタして、必死に訴えて来る。
翔「っ何で、何でしょおたばっかり……」
翔太の悲痛な思いにこっちまでつい泣きそうになるけど、きっと翔太の方が何倍も辛い。
辰「翔太苦しいでしょ?一回泣くの辞めてゆっくり息しな。」
いい加減泣き喚いて、心臓バクバクしてるのが伝わって来てるから、
そろそろまずいってことで、来てくれた辰哉と二人で何とか宥めようとこっちも必死。
辰「大丈夫大丈夫。病院でも俺すぐ来るし、照はずっと一緒にいてくれてるよ。」
暫く抱き込めて声をかけてると多少は落ち着いて来てくれて、少ししたらぐーってお腹の音。
何にも食べて無いから普通にお腹空くよな。
「お腹空いたな。ゼリーとかならあるけど、何食べたい?何なら食べれそう??」
翔「…りょおたのご飯、、、後グミ、、。」
ほんとは病院のご飯が一番だけど、それは頑張れないらしい。
この際食べてくれるなら何でも良いけどね。
辰「グミね。いつもので良い?俺ちょっと買ってくるわ。」
辰哉が急いでコンビニ行って買って来てくれた、お気に入りのグミ。
甘いおやつは翔太の体にとってあんまり良くは無いんだけど、今日は良いよって阿部も許してくれた。
今まで頑張ったご褒美ねって。
「美味しい?」
翔「んっ…」
「良かったなぁ。翔太頑張ったもんな。」
翔「…しょおた、頑張った?」
頭くしゃくしゃしてポンポンしたら、上目遣いで翔太頑張った?って。
俺だったら耐えられない様な治療も入院も、限界まで頑張り続けてんのに、
翔太はちゃんとやれてるのか不安だったのかな。
頑張ってるよってぎゅっとしてあげたら、力強すぎて苦しいって言われたけど、
少し安心した様な顔になってくれた。
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りる(プロフ) - ちーさん» リクエストありがとうございました。大変お待たせいたしましたが移行先で更新しました!出きる範囲でちまちま書いているのでそう言って頂けて嬉しいです、ありがとうございます。 (2022年6月28日 23時) (
レス) id: cf05590dcd (このIDを非表示/違反報告)
ちー(プロフ) - いつも楽しみにさせてもらってます！！リクエストよろしいですか？？蓮くんが貧血で階段から落ちてしばらく義足がつけれなくなるお話が見たいです！同じ書き手として、こんなにたくさんのお話を書いてらっしゃるのはすごく尊敬してます！これからも楽しみにしてます！ (2022年3月11日 6時) (レス) @page49 id: 6bd7aa30ea (このIDを非表示/違反報告)
りる(プロフ) - ゆきさん» リクエストありがとうございました。twitterの方で似たようなリクエストを頂いていましたので、それと合わせて書かせて頂きました。これからも読んで下さると嬉しいです。 (2022年1月29日 21時) (レス) id: 5032c399ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - いつも素敵なお話しありがとうございます。次男さんが対策せずに外出してしまって、肌に病気の症状と熱が出てしまうお話しが読んでみたいです。 (2022年1月8日 13時) (レス) id: 22458dd21f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りる | 作成日時：2021年11月28日 21時
