Snow brothers. (ページ49)

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Tatsuya

正直まだ少しだるくて何だかぽやぽや。

ご飯もあんまり食べる気無かったけど、涼太が食べなってうどん出してくれる。

いっつも翔太にちゃんと食べろって言ってる割に、実は俺もあんまり食べれないの知ってるから、

こういう時にあったかくて食べやすいの作って出してくれる、頼れる料理担当。

涼太の料理は体調悪い時でも美味しいから、一回食べ始めれば何だかんだで全部食べられた。

その後も食べ終わって一回ソファ座っちゃったら、何だか動く気になれなくて。

休みが被ったら買い物とか行くけど、今日は家に居たい感じがしてダラダラ。

皆もそうなのか俺に付き合ってくれてるのか分んないけど、

ずっと6人でくっついて、テレビをぼーっと眺めてた。

途中、翔太が咳き込んでたから心配で大丈夫？って聞いたら、

そっちの方が具合悪そうだよなんて返されて。

そんな顔色悪いかなぁなんて思ってたら、

大介にこれでもマシになった方だよって中途半端なフォローを入れられた。

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皆どうでも良い事その辺で喋りながらだらだらしてる休日は、すごくゆっくり時が進む。

外は秋晴れのお出かけ日和だけど、何だか皆で家に居たい気分。

午後になるとあったかい日差しが差し込んできて、

さっきまで沢山寝てたはずなのに何だか又瞼が重くなる。

自然にあくびが出れば、皆に昼寝すれば～?なんて言われて、

お言葉に甘えて寝ちゃおうと日向ぼっこのベストポジションに行こうとしたら、

そこは俺が寝るって翔太に取られたから、俺はその隣に。

そしたら俺も寝たいって蓮が入って来るし、

その隣の日陰になってる所に大介も寝っ転がって。

翔太体冷やさないでよって言いながらこっちに来る涼太まで、

寄って来れば片割れにしっかりホールドされてる。

最後に皆にタオルケットかけてくれた照が、涼太の隣に横になって、

リビングの端っこに全員で固まってお昼寝。

最近ちょっと疲れ気味だったし、たまにはこんな休日も良いよね。

眼鏡外したら隣に寝てる翔太と蓮も見えない位の頼りない長男だけど、

くっついてる弟達のパワーを充電したら、兄ちゃん又明日から頑張れそうだよ。

そんな事考えてる間にも、両隣の2人の体温が暖かいからどんどん瞼が落ちてって、

たまには皆でこうやって休憩しようなって思いながら、又眠りについた。

fin.