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▷スダンナ×杏
杏「買い出しで何話したの?」
ス「え〜笑」
Ami「気になる」
横「おしえて〜」
ス「買い物は買い物で真剣にやって、その帰りに公園にちょっと寄ったんだけど⋯」
☆。.:*・゜
−3時間前
▷北人×スダンナ
大きな袋を持ったまま、スダンナは公園の前で立ち止まった。
ス「寄り道していかない?」
北「おっ!いいね〜」
ス「いこいこ」
北「さっき買ったお菓子食べる?」
ス「だめだめ。食べないよ!笑」
おちゃらけた会話をしながら大きな木の下にあるベンチに座る。
風で少し揺れる葉の音がスダンナと北人をやわらかく包み込む。
北「こういう時間めっちゃいい」
ス「ねっ。落ち着く」
北「わかる。余計なこと考えなくていいからリラックスできる」
ス「たまには休息も必要」
夏の終わりが近づき秋が顔を覗かせる夕方。目を閉じたまま流れるトキを楽しむ。
ス「⋯あのね、北人くんに渡したいものがあって⋯」
北「なに〜?」
ゆっくりと目を開けた北人の瞳にはニコッとした表情のスダンナがうつった。
北人と目が合うとスダンナはパーカーのポケットから鮮やかなブルーの色で包装された小さな箱を北人に手渡した。
北「貰っていいの?」
ス「北人くんのために作ってきた」
北「まじ!?え〜なんだろ〜、開けていい?」
ス「どうぞ、どうぞ」
北人はプレゼントを開けるため、手元に目線を移す。
その間も変わらずえくぼが見える可愛らしい笑顔で北人を見つめるスダンナ。
包装紙を綺麗に解き箱を開ける前に、北人はスダンナを見上げた。
北「⋯笑。開けるね」
そこにあったのは⋯星の形をしたクッキー。
北「クッキー!いいの?」
ス「よかった〜。北人くんよくアトリエでドーナツ食べてるじゃん?だから甘いもの好きそうだから喜んでくれるかなって思ったのと、これを口実にもっと話したかったです⋯笑」
スダンナは照れた表情で伝える。
北「めっちゃ嬉しい!マジありがとう〜。早速食べよ」
ス「なんか食べるところ見てるの恥ずかしい⋯」
豪快にクッキーを頬張り北人は嬉しそうに親指をたて「美味しい?」と聞くスダンナにグーサインを送った。
ス「よかった」
北「美味しい。ありがとう」
ス「⋯気持ちは変わらないです。今一番北人くんが好き」
北「⋯⋯しっかり気持ち受け取りました。」
ス「やばい。あつくなってきた」
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さやか(プロフ) - 久しぶりに読み返してみました!また続きが読めたら嬉しいです! (2月18日 1時) (レス) id: 4b9697440f (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - もかさん» コメントありがとうございます!更新スケジュールは特に決まっていないです。 (9月10日 19時) (レス) id: 67673f3a13 (このIDを非表示/違反報告)
もか - 作品の参考にさせていただいています!更新が楽しみです。更新スケジュールなどあれば教えていただきたいです。宜しくお願いします! (9月5日 18時) (レス) @page27 id: 054876b753 (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - 更新していない間もたくさんのコメントありがとうございます! (8月23日 22時) (レス) id: 99561959b4 (このIDを非表示/違反報告)
yuna - 続き楽しみにしてますッッ!!!!! (2023年4月5日 1時) (レス) @page22 id: a9441bdb5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優稀 | 作成日時:2021年5月1日 22時