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声がする方を振り返るとそこにいたのは北人だった。
北「Aと話していいですか?」
「北人くんっ!」
北「大樹さんA借りますね」
大「ダメって言っても連れてくでしょ?」
北「ダメならこのまま話す」
大「うそうそ。2人で話してきて」
北「遠慮なく。A行こっか」
「うん、わかった。大樹くん色々と話してくれてありがとう」
大「今の話冗談じゃないから。本当に本気なやつだから」
「伝わったよ」
真剣な顔で話した後
「またあとで」と言いながら大樹はAの頭を優しく撫でて2人の元から去って行った。
北「あっ、」
「・・・っ!、」
飯「えっえっえっ!?急展開」
Ami「そういう事なの?」
松「そうじゃない?」
▷北人×A
北人とAは別の場所に移動をして、どこかぎこちなく話し始めた。
北「話してたのにごめん」
「全然いいよ。」
北「2人で話すの久しぶりだね」
「そうだね。でも北人くんだけじゃなくて他の人ともあまり話せてない」
北「さっきさぁ・・・」
「うん?」
北「何話してたの?大樹さんと」
「えっと・・・、」
北「無理に話さなくていいよ。ただ大樹さんがAを誘うの珍しいから気になって」
「私も誘われてびっくりした」
北「あの場にいた全員びっくりしてた」
「だよね。そうだ。何話してたか、だよね?」
北「うん」
「あまり背負いすぎないでねって。もっと頼っていいんだよって言ってくれた」
北「そうなんだ。それ聞いてAはどう思った?」
「え?どういう事?」
北「まだ大樹さんの事好き?」
そう口にした北人は自分でも驚いた顔をしていた。
北「・・・あ!まって。今のは忘れて」
「言わなくていいの?」
北「聞きたいけど・・・。それより俺はAと普通に話したいって思って話に来たの!」
「ふふっ。本当に?」
北「当たり前じゃん。好きな人には笑顔でいてほしいしその笑顔を作るのは俺がいい」
「なにそれ・・・。恥ずかしいんだけど、」
北「うわぁ!照れた?」
不意の言葉に顔を赤く染めるAの顔を北人が見つめると
Aは火照った顔を冷やすように手で顔をパタパタと扇ぐ。
北「かわいい」
「・・・うるさいなぁー!」
北「ごめんごめん。笑」
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さやか(プロフ) - 久しぶりに読み返してみました!また続きが読めたら嬉しいです! (2月18日 1時) (レス) id: 4b9697440f (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - もかさん» コメントありがとうございます!更新スケジュールは特に決まっていないです。 (9月10日 19時) (レス) id: 67673f3a13 (このIDを非表示/違反報告)
もか - 作品の参考にさせていただいています!更新が楽しみです。更新スケジュールなどあれば教えていただきたいです。宜しくお願いします! (9月5日 18時) (レス) @page27 id: 054876b753 (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - 更新していない間もたくさんのコメントありがとうございます! (8月23日 22時) (レス) id: 99561959b4 (このIDを非表示/違反報告)
yuna - 続き楽しみにしてますッッ!!!!! (2023年4月5日 1時) (レス) @page22 id: a9441bdb5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優稀 | 作成日時:2021年5月1日 22時