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「私も今日この月LINEは慎くんとちゃんと話しようと思って来たのね」

慎「うん」

「なんかっ、本当に正直に話すと、慎くんと一緒にいると楽しくて笑っていられるけど、でも、なかなかその・・・恋愛対象でみれてなかったかなぁって思うのは正直あるっ」

慎「そっか。まぁ、それは聞けてよかった」

「でも、本当に違うの・・・ちがう」

慎「大丈夫。俺がマジで絶対嫌なのはAが脱落することだけだから。本当にマジでそれが一番嫌なの。俺は、」

「もうっ・・・慎くんも、優しすぎるよ」

慎「それでね、Aに渡したいものがあって」






そう言うと、慎はポケットからある物を取り出した。




「えっ、なになに、もうっ!」

慎「おまもり」




ポケットから取り出したのはピンク色の可愛らしいおまもり。




「嘘・・・」

慎「落ちないでって。思ってんのまじで・・・」

「泣いちゃうっ・・・、」

慎「えっ、ごめん、泣かないで!」





Aは耐えきれず、膝に顔をうずめて涙を流す。
そんなAの背中を、慎は優しくさすってあげる。




慎「落ちないで、・・・本当に。」

「ごめん。ありがとう」

慎「ううん。Aなら絶対に落ちないから」

「・・・落ちなくない、」

慎「大丈夫だよ。なにがあっても守るから、!」




Aは顔をあげると、目を真っ赤にさせ慎と向き合い、慎はAに落ちないでと想いを込めたおまもりを渡した。




「嬉しい。ありがとう」

慎「泣くなって〜」

「んっー、っ、・・・!」




Aの涙は止まることを知らず、留めなく流れ続けた。




「だって今こうやってさぁ・・・気持ちを伝えたのはさ、結局ずっと迷ったら脱落の可能性も高くなっちゃうからっていうのもあるじゃん。」

慎「うん」

「だからその自分を守るための選択肢は結局絶対誰かが傷ついちゃうから、・・・それが一番嫌だったのね、本当に。」

慎「俺は自分守ってくれるのが一番嬉しいよ。好きな女の子が理不尽に脱落して悲しんでる所とか見るよりも、自分のことをちゃんと大事にしてくれる方が嬉しい・・・うん」

「ありがとう」






涙で溢れるAの瞳を見つめながらの慎は最後に一言呟いた。







慎「A、大好きだよ」






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優稀(プロフ) - あーさん» なかなか更新できなくてすいません(´TωT`) (2020年11月28日 23時) (レス) id: 82ef96b9bc (このIDを非表示/違反報告)
あー - 更新されてた! (2020年11月25日 2時) (レス) id: 10d92ed446 (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - あーさん» ありがとうございます(^-^)いっぱい読んでもらえように更新頑張ります! (2020年11月17日 23時) (レス) id: 82ef96b9bc (このIDを非表示/違反報告)
あー - まとめて読みました!続きが楽しみです(´∇`) (2020年11月15日 0時) (レス) id: 10d92ed446 (このIDを非表示/違反報告)
優稀(プロフ) - makoさん» ありがとうございます(*´∇`*)頑張ります★ (2020年11月12日 23時) (レス) id: 82ef96b9bc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優稀 | 作成日時:2020年10月8日 21時

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