3年 2月 ページ21
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「えじゃあさ、シェアハウスおしまい、てことになる？」
もうすぐ3月。全員の進路が決まり、皆でどこに行くかについて話してると、しるこがそう言った
「そうなりますね」
「なんか寂しいね、」
「かるてっとさん、ルームシェアしようよ」
「お、する？」
「いちはちとかるてっちーは近いんだっけ？」
「うん」
「えーいいなー！楽しそうじゃん！」
いちはちくんとかるてっちーが近くて、あとはみんな割りとバラバラ
正一さんと同じとこにミンちゃんが行く
しることはこたろーは実家から通うらしい
2人の行くとこの間が丁度地元だった
それ以外は一人暮らしをするようだ
まぁ、今の会話からしていちはちくんとかるてっちーは二人で住むのかもしれないけど
私は結局、受かったなかで一番キャンパスが広いとこを選んだ
キャンパスが広いところってちょっと田舎に多いのは気の所為なのだろうか、
みんなの中で誰とも近くない
澪とも離れてしまった
「なんか私だけやけに遠くね？」
「みんなで遊びに行くねー！」
じらいちゃんにそう返される
え、みんなと気軽に会えないの悲しい
頭の中に地図を広げてみるが矢張り私だけみんなからちょっと遠い
「えー寂しいな…」
「あ、ぐじらくんは？」
「ぐじらくんは俺と同じとこだよ。こないだ会った」
「しるこさんと…ってことは彼も実家ですかねぇ」
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みんな少しずつ荷造りを始めている
ほんとに終わっちゃうんだな…
今までが当たり前すぎて実感わかない
わたしも引っ越す日は決まっているので、それに間に合うように準備しないと
もう暫く使わないものから段ボールへ片付けていった
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作者名：γ | 作成日時：2021年9月3日 16時
