酔っ払い × 聞き上手 [J] ページ18
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「あれ、A？」
先日先輩に教えてもらったちょっとお洒落なバーで物思いに耽っているときに、聞き覚えのある声が。
「じらいちゃん、じゃん」
「独り？」
久しぶりに会ったけど、前回会った時と変わらない笑顔で近付いてきた。
「うん。
じらいちゃんは？」
「俺も独り〜
なんとなく飲みたくなって来たんだけど」
「そっか」
隣に座ったじらいちゃんと世間話をしながら飲み進めていた。
「そういえばA、彼氏いないの？」
「えぇ、今それ訊くぅ〜？」
かなり酔ってた。
彼氏にかなり理不尽に振られた、ムカつく感情を消すために酒を飲みに来た。
答え始めたら止まらなかった。
「向こうから告ってきて向こうが浮気するってなんなの!?」
だとか、
「“お前ほどの無能に惚れる奴なんていないと思うけど精々頑張れ”って、
その無能に惚れたのはお前だろ!?」
だとか、
「というか人として最低野郎だよ、ほんとに！」
とか。
愚痴を言うたびにじらいちゃんは相槌を打ってくれて。
欲しい言葉をくれて。
嫌な顔せずに聞いてくれていた。
一通り話してグラスに残っていたものを一気飲みする。
ふと思ったことをそのまま口にしてみた。
「こんなじらいちゃんが彼氏なんて彼女さんは幸せだねぇ」
するとじらいちゃんはキョトンとした顔で、
「俺今彼女いないよ？」と。
昔からモテてたから、勝手にそうだと思っていた。
もう直ぐ日付変わるのに、もし彼女がいるのならこんなに私に付き合ってくれてないだろう。
「そっか、ごめん変な事言って」
じらいちゃんの方を見てそう言うと、悪戯を仕掛けた子供のような顔で言った。
「幸せかどうか、試してみる？」
「……は？」
我ながら間抜けな声が出た。
脳内でじらいちゃんの言葉を反芻する。理解が追いつかない。
酔いが一気に醒めた気がする。
「ど、どういう……？」
「そのまんまだよ、俺と付き合うのが幸せそうだって思ったんでしょ？
試してみない？というか、普通にAのこと好きなんだけど」
アルコールとは別のものの所為で顔が赤くなったのが分かった。
「えぇっと……」
返答に困っているとじらいちゃんが近付いてくる。
「どうする？」
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イラスト好き × イラストレーター [H]→←小学生 × 従兄 [I]
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γ(プロフ) - 蓬生さん» 気に入って頂けたようで何よりです😌リクエストありがとうございました!! 今後もよろしくお願いします🙇♀ (2022年3月14日 22時) (
レス) id: 4093285c70 (このIDを非表示/違反報告)
蓬生 - γさん» うわ~！！めちゃくちゃ面白かったです！！！！ずっとニヤニヤしたまま何回も読み返しちゃいました笑😆ほんとありがとうございます🙇♀️🙇♀️また見に来ますね！！！ (2022年3月14日 11時) (レス) id: 68d7368f41 (このIDを非表示/違反報告)
γ(プロフ) - 蓬生さん» 分かりました!! 完成まで気長にお待ちください🙇♀ (2022年3月6日 19時) (レス) id: 4093285c70 (このIDを非表示/違反報告)
蓬生 - γさん» 大丈夫です！記入漏れすみません💦 (2022年3月6日 18時) (レス) id: 68d7368f41 (このIDを非表示/違反報告)
γ(プロフ) - 蓬生さん» 了解致しました!! リクエスト完成時、そのお話にてお名前を記載しても大丈夫でしょうか? (2022年3月5日 20時) (レス) id: 4093285c70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：γ | 作成日時：2022年1月3日 22時
