・（CL） ページ19
『私の親友のことクズ扱いするあんたらのがクズだよ！同じ人間として恥ずかしい！！』
昨日までのAからじゃ想像も出来ない行動と言動に、俺は一瞬思考が追いつかなかった。
だけど、状況を理解すると同時にさっきまでの自分の行いを後悔した。
俺が迎えに行くのが遅かったから心配してここまで来たのか？今まで足を踏み入れるどころかそれを想像するだけで震えてたのに？
考えても考えても本人の口から聞かないと分からないことだけど、なんにしろ俺が原因なのに変わりはない。
こうやってAが一番恐れてた状況を作ってしまった自分自身を酷く恨んだ。
「なんか来たと思えばあんた？笑
笑っちゃうんだけど」
「ユリちゃんとほんとに双子なの？笑」
「今までビビって隠れてたやつが生意気なこと言わないでもらえます〜？」
Aに対して耳を疑うような言動を繰り返す同級生と、わざとらしく泣きじゃくるユリ。
いてもたってもいられなくなってAの両耳を自分の手で遮ると、それを見たユリがチャンスだと思ったらしい。
YR「私はただチョンロくんと仲良くなりたかっただけなのにそんな酷いこと言うなんて‥どうして？」
また始まる演技。
ひどい、なんて目を潤ませて泣きじゃくりはじめた。
案の定エスカレートする暴言と、唇を噛み締めて目から溢れだしそうな涙を必死に堪えてるAの姿に我慢ができなくなって口を開きかけた時。
「はいはい、ストップ」
後ろから聞き慣れた声が聞こえて口をおもいきり塞がれた。
YR「…えっ」
女子達の黄色い悲鳴があがり、驚いたように口をポカンと開けるユリ。
MR「チョンロヤー、お前俺を空腹で殺す気？」
「…マクヒョン」
MR「Aちゃんも、俺を置いて飛び出すって酷いと思うんだけど！」
まるで何事もなかったかのように俺達に笑いかけるマクヒョンは、急いできたのか少し息があがっていた。
MR「んー部外者の俺がこんなこと言うのすごく申し訳ないんだけど、この二人は俺の大切な後輩なんだよね。あんまり好き勝手いうのやめてくれない？」
遠慮がちに、だけど真剣に。
目の前で固まる俺らの同級生達に「頼むよ」と一言いって頭を下げると、俺とAを見せつけるように抱き寄せて微笑んだ。
MR「さ、二人とも早くご飯にしよう！」
そう言って、俺達二人の手をひくマクヒョンの手は
小さく震えていた。
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リュイ - もう続き書かないんですか？とても面白かったので、出来るなら続きみたいです… (2021年9月17日 13時) (
レス) id: 2183f1b6e8 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます！更新お待ちしてます(^^) (2021年4月2日 4時) (レス) id: 822ee3906d (このIDを非表示/違反報告)
Botamochi(プロフ) - ぷぅ#さん» ぷぅ#さんお返事が遅くなってしまい申し訳ありません！亀更新なもので長らく読者様方をお待たせしてしまっています、、、。ぷぅ様の嬉しいコメントでやる気がでましたので、明日空いた時間に更新させて頂きたいと考えてます！読んでくださりありがとうございます！ (2021年1月2日 18時) (レス) id: d40f8daede (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ#(プロフ) - 大変おこがましいことは承知ですが、更新は終了されてしまいましたか？イケロロが今後どのような行動をとるのか気になるところです…！ユリとの関係も…！！個人的にメンバーそれぞれの描き方がとても好きだったので、是非読みたいなぁと！！(長文失礼致しました。 (2020年12月23日 22時) (レス) id: 9dc3472f82 (このIDを非表示/違反報告)
ぷぅ#(プロフ) - はじめまして、初めてコメントをさせていただきます！ったー！ほんとにチョンロかっこいいです！髪を切ったチョンロはRidin'のビジュアルですかね？！私、最初はチソンペンだったのですが、このお話とRidin'でチョンジシッパーとなってしまいましたぁ…！ (2020年12月23日 22時) (レス) id: 9dc3472f82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼたもち x他1人 | 作成日時：2020年4月17日 0時
