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なっっっんで
「いやあ悪いね俺もお邪魔しちゃって！」
ナジェミンお前がここに居るんだよ！！
「ほんとごめんAちゃん」
『とんでもない！』
嫌な予感は的中。
先程ヤツは素晴らしい笑顔で「俺も行く」と戯言を口にした。
「えーここ水セルフ？ちんちくりん水頼んだ」
「ジェミナ自分で行きな」
「むりだるい」
「じゃあ俺がいくよ」
『いやいやジェノさんは座ってて下さい！！』
ガタッて勢いよく立ち上がった私に、ナジェミンは
ニヤニヤしながら手を振ってくる。
コノヤロウ！！
店まで勝手に付いてきて挙句の果てにはジェノさんの隣席をさっさと確保しやがって！！
「あいつめっちゃ睨んでくるよ」
「当然だろ、あんまりうちのAちゃん苛めるなよ」
ずっきゅぅぅぅぅぅん
やっっだジェノさんなにそのセリフ！！
"うちのAちゃん"て！！！
もう今日一日きゅんきゅんしすぎて疲れたわ！！
『お待たせしました！ジェノさんもどうぞ！』
「俺にも？ありがとう」
『そりゃもちろん！』
反抗心でナジェミンには適当に渡した。
「性格出るねー」
うるせえ
「で、ジェミナは何で俺達に着いてきたの？」
「えーAちゃんがちゃーんと代わりの婚約者探してんのか気になってさあ。たまたま見かけたからなんとなく？」
「…？Aちゃんが婚約者に決まったんだろ？」
こいつまじで。
「そのAちゃんが婚約破棄したがってるんですー。
俺は別に親が納得するなら誰でもいーし」
「これほんと？Aちゃん」
『……はい。すみません』
「謝らないで。
俺が無理に紹介したから」
あからさまにシュンとなったジェノさんに『いやいや！』と首を振ったら、ナジェミンは面白そうに笑った。
「ジェノヤ、俺に紹介するならもっと魅力的な子じゃないと」
またこいつ！言わなくていいことをわざわざ！！！
呑気にやれやれなんて溜息ついてないで
ジェノさんのあんたへの良心を受け取れ！！
『ジェノさん気にしな、
「Aちゃんは魅力的だよ」
…へ？』
おもわずマヌケな声が出る。
え？ジェノさん、なんて？
「お前が知らないだけでどこの誰よりも魅力的だよ」
『じぇ、ジェノさん』
「ふーん」
ジェノさんの言葉に、ピクッと不服そうに眉をあげるナジェミン。
さっきまでのヘラヘラ顔がスッと冷たくなる。
「帰るわ」
そう言うと、さっきまでのしつこさと反対にさっさと店を出ていった。
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Botamochi(プロフ) - hkrさん» hkrさん、嬉しいコメントありがとうございます！数年ぶりの更新で緊張してたので応援コメントありがたいです！亀更新ですが頑張ります！宜しくお願いします！ (2023年3月1日 11時) (
レス) id: 0b476b15a5 (このIDを非表示/違反報告)
hkr(プロフ) - ボタモチ様のお話一通り読ませて頂きました…天才でしょうか？どのお話もおもしろすぎます、、、！！ 特にジェミンのお話が大好きです！！更新頑張ってください！応援してます♡ (2023年2月23日 23時) (レス) @page9 id: fcc5d5eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
Botamochi(プロフ) - なな。さん» 結構色んなジャンルに挑戦してますので困惑することが多いと思いますが、お付き合いしてくださると嬉しいです！！！応援ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2020年5月7日 0時) (レス) id: d40f8daede (このIDを非表示/違反報告)
なな。 - なんか、この作品はギャグ線お強めですね(?)でも、この作品もキャラが濃くて面白いです笑更新頑張ってくださいねっっ！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: d86df0fa7f (このIDを非表示/違反報告)
Botamochi(プロフ) - ウィンウィン大好きさん» ありがとうございます！！毎週水曜日に更新させて頂きますので、是非ともよろしくお願いします！ (2020年5月6日 0時) (レス) id: d40f8daede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼたもち | 作成日時：2020年4月27日 19時
