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-you-
はてさてどうしたもんか。
さっぱり訳が分からない。
私のクコの実サイズの脳みそがすかさず状況整理しようとフル回転しだすも、それら全ては今目の前で私を見上げる爽やか顔面国宝によってシャットダウンされてしまった。
「ん、その珈琲俺の？ありがとう」
『恐れながら貴方様にお出しする珈琲に命をかけた覚えはありません』
「え、まって命かけてんのそれ」
今日も今日とて我が最愛のジェノさんの為に
ジェノさんの為だけに全神経を手に集中させて丁寧に仕上げた珈琲なのに何が悲しくて彼に捧げなければいけないのか。
そもそもどうして彼がジェノさんの体温が感じられる聖域という神聖な席に笑顔で居座っているのか。
私が見たかったのはナジェミンという男の笑顔ではなく、私が聞きたかったのはナジェミンという男の「ありがとう」でもなく、
“イジェノ”というただ一人の未来の旦那様の笑顔と「ありがとう」の一言だけなのに！！！！
たったそれだけの幸せを噛みしめる為にこの時間を活用してるのに何故私の邪魔をするのですか神様！！
「んーひっどい顔してるけど原因って俺？」
ふふっとこれまたすんばらしく整ったお顔で微笑みかけてくるもんだから思わず緩みかけた口角を全力で引き締めた。
くっっっそ！！！
まじで顔良いんだよなナジェミン！！！
『えーっと、ジェノさんはどちらに？』
「…やっぱそゆこと」
『はい？』
「いやこっちの話」
一瞬、眉間にシワをよせてダルそうに何かを呟いたけどなんて言ったか聞きとれなかった。
その上何事もなかったかのように眩しい笑顔を私に向けて立ち上がるんだからタチわりい男。
「Aさん、今スマホ持ってる？」
『え？あ、はい』
「良かった。じゃあ連絡先交換しよ」
『え』
サラッと爆弾発言してスマートに自分のスマホを差し出してくるナジェミンを『おいおい頭狂ったんかお前』なんて笑って断りたいけど無理。
だってナジェミンてそもそもお偉いさんだし、今のこの様子を愕然として見つめてる社員達の前でそのナジェミンに対してそんな態度とってみろ。
恥をかかせたからクビ宣言されたら私ジェノさんから離れなきゃいけなくなるし、ジェノさんの妻に昇格という目標が土台から崩れるじゃないか！！！
「ね？いいでしょ？」
『は、はい』
はあ、私ほんとかわいそうすぎて泣ける。
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Botamochi(プロフ) - hkrさん» hkrさん、嬉しいコメントありがとうございます！数年ぶりの更新で緊張してたので応援コメントありがたいです！亀更新ですが頑張ります！宜しくお願いします！ (2023年3月1日 11時) (
レス) id: 0b476b15a5 (このIDを非表示/違反報告)
hkr(プロフ) - ボタモチ様のお話一通り読ませて頂きました…天才でしょうか？どのお話もおもしろすぎます、、、！！ 特にジェミンのお話が大好きです！！更新頑張ってください！応援してます♡ (2023年2月23日 23時) (レス) @page9 id: fcc5d5eeb6 (このIDを非表示/違反報告)
Botamochi(プロフ) - なな。さん» 結構色んなジャンルに挑戦してますので困惑することが多いと思いますが、お付き合いしてくださると嬉しいです！！！応援ありがとうございます！更新頑張りますね！！ (2020年5月7日 0時) (レス) id: d40f8daede (このIDを非表示/違反報告)
なな。 - なんか、この作品はギャグ線お強めですね(?)でも、この作品もキャラが濃くて面白いです笑更新頑張ってくださいねっっ！ (2020年5月6日 1時) (レス) id: d86df0fa7f (このIDを非表示/違反報告)
Botamochi(プロフ) - ウィンウィン大好きさん» ありがとうございます！！毎週水曜日に更新させて頂きますので、是非ともよろしくお願いします！ (2020年5月6日 0時) (レス) id: d40f8daede (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぼたもち | 作成日時：2020年4月27日 19時
