其の料理人は唐突に 拾参【食戟のソーマ】

久「336話目だよん♪」 ページ25

十傑の1人がどかっと座り、いきなりマシンガントークを展開し始めた。



「ねぇねぇねぇあのさぁ！」


「今日はこれで解散にしね？そんで来年は廃止にしようぜこの会！」




……何言ってんだこの人。




「心底マジめんどくせぇし意味なくない!?って思わね？どうかなぁ皆？…あ！そこのゆるふわちゃん！んーと、幸平Aちゃんだよね？」

「そうですけど……」


「ねぇどうどうどう？」


いきなりこちら側に振られて反応に困る私。



「私はよく分からんのです」



何だか変な口調になっちゃったよ。






それにしてもこの人、凄いフレンドリーな人なんだね。




……てか何で私の名前、知ってるんだろ？




「総帥から直々のお達しなのよ。参加しない訳にはいかないわ…」

三つ編み眼鏡のクールそうな人がテンションの高い人に丁寧に応えている。



「お前には聞いてないんだけどー!?勝手に話に入らないでくれる？俺が下級生と話してるんだからぁ！」

「本当に煩い…」

耳を塞いだ三つ編み眼鏡の人。


「なぁんかいつにも増してイラついてんね！生理ぃ━━━!!?」




このテンションの高い人を喩えるなら、暴走機関車って感じ？







……う〜ん。流石に失礼だったかな？




「相変わらず耳障りな声しか出せねぇ野郎がいるな。あの爺さんのお陰で好きなだけ予算引っ張れんだから、気まぐれに付き合ってやるさ」


何とも叡山先輩らしい発言。


「あっはぁ！叡山って金の事しか頭にねぇもんな。つまんねぇ奴！早く遠月から出てけよ今日から出ていけ今出ていけハイ！さーん、にー……」

「黙れよチビ」


「ごっるぁああああ!!」




……やっぱ暴走機関車でいいと思う。





「ふふ…！今日もみんな健やかで元気だね！じゃあそろそろ皆で乾杯でもしようか？」


一色先輩が野菜の収穫をし終わって帰ってくる時のような爽やかな笑顔を向けた。





「なぁんでテメェに仕切られなきゃならねーんだ一色ぃいいいい!!」


そんな一色先輩に噛み付く叡山先輩と、あと……名前が分からないけどテンションの高い人。









あ……今気がついたんだけどさ


2年生って1年生より800倍くらい仲悪いんじゃない？マジで。

竜「337話目だってよ〜！」→←「335話目じゃ！」貴「……え？」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す