え「315話目よ。この小説、落ちは未定よ」 ページ3
「改めてよろしく、ユキヒラさん。私達は皆SHINO's本店のスタッフなの」
「開店して落ち着くまで東京支店の応援に来てるって訳サ!」
「私は高唯。本店のサービス責任者をしているわ」
黒髪に切れ長の目の、大人っぽい雰囲気の人が唯さんで、
「私はリュシ・ユゴー!本店の肉料理担当だヨ」
ショートカットにそばかすが特徴の気さくな人がリュシさんね!
「んで…こっちの彼が、パリの本店では副料理長を任されていた…」
「四宮シェフの右腕ってところね」
「…アベルだ」
「お世話になります!」
「よろしく…まぁ頑張って」
緩く握手を交わす。
「幸平!こっち来い!」
すると、四宮先輩から召集の声がかかった。
「あ、すみません!召喚されに行きますので!」
私は四宮先輩の所に慌てて掛けた。
先輩の隣には巨大な箱が。
「ホラそっち持ってろ」
「はい」
…何だ、軽いじゃん。
「…あ、四宮先輩。これ位なら1人で持てますよ。貸してください」
「ダメだ。女に1人で重たい物を持たせる訳にはいかないだろ」
「四宮先輩って紳士ですね!」
「…それ位の配慮はする」
遠慮しなくてもいいのに。
…でも、ちょっと嬉しかった。
いつも寮だとこの腕っぷしのお陰で扱いが割と雑だからかな。
……ん?
今なんだか鳥肌が立った。
──
「むぐ…!」
壁から半分、身体をのぞかせてアベルはギリギリと2人を眺めていた。(ほぼAを睨んでいるが)
「何なんだよあの子は…。四宮シェフとあんなに親しげにして…!俺が四宮シェフとどんだけかかって打ち解けたと思ってるんだ!」
何と言う事だ。まさかの、男の嫉妬である。
アベルが1人で四宮について熱く語る横で唯はそういえば…と話を逸らした。
「四宮シェフ……丸くなったわよね。何がきっかけだったのかしら」
「今年の春頃に日本へ行ってからじゃない?」
「ソーかも!合宿?か何かの審査員やるって!帰ってきてから急に優しくなった気が!」
唯とリュシが盛り上がっているのを聞いた四宮がピクッと反応。
「何だかんだ1から丁寧に説明してくれるし」
「本性は意外と面倒見いいのカモ!」
すると、唯は視線を感じた。
視線の正体は四宮だった。
その顔は「手だけ、動かしてろ」と言っている。
……彼の照れ隠し(という名の脅し)だ。
それから─
お喋りは全く聞こえなくなった……。
──
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大二重@受験生(プロフ) - 雪姫さん» なるほど……いいですね!それも美味しいです(*´q`) ヤンデレはギャップ萌えですね!!(( (2017年5月31日 21時) (レス) id: 03a3ee1556 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - ヤンデレ美味しいです。私的には、普段なら見守るタイプの人がタガが外れてヤンデレるのが好きですww (2017年5月31日 21時) (レス) id: 9584fec5a2 (このIDを非表示/違反報告)
大二重@受験生(プロフ) - 雪姫さん» コメント有難うございます!ヽ(;▽;)ノ本当ですか!!雪姫さん同胞です(( ヤンデレ美味しいですよね!w (2017年5月31日 21時) (レス) id: 03a3ee1556 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - ヤンデレ?大好物ですありがとうございます!!楽しみにしてます! (2017年5月31日 20時) (レス) id: 9584fec5a2 (このIDを非表示/違反報告)
大二重@受験生(プロフ) - Akatsukiさん» コメント有難うございます!! 我慢出来ずに告白させてしまいました!(( さぁ…どうなってしまうのでしょうか……(。-∀-)ニヤリ (2017年5月28日 10時) (レス) id: 03a3ee1556 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:大二重@受験生 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/meernosedona/
作成日時:2017年5月21日 19時