其の料理人は唐突に 拾参【食戟のソーマ】

葉「327話目だ」 ページ15

「…では、味わわせてもらおう」


四宮先輩がナイフとフォークを持った。







そして、一口……口に運ばれる。









「…!!!」

……お、この反応──いい感じ？



「わ…私も食べます！」




緊急参戦を宣言した日向子先輩。






「これは…！中から卵が!?それに、リゾットも！」




「──ほわぁ〜っ!!お…美味ひぃ!!とろぉり卵とうずら肉…そしてご飯が豪快に絡み合います！」



日向子先輩は、ふと目を見開いた。

食感のシャキシャキ感に気がついたみたい。これについてはまた後での解説だよ！


まずは基本から！


「……親子丼の五大要素は…鶏肉、卵、ご飯、玉葱、割り下！」


…あ、割り下っていうのはだし汁を醤油とか砂糖で調味したものの事ね。




「うずら肉は油で焼いてオーブンでじっくりロティ(加熱)。表面はカリッと、中はジューシーです」

「卵は塩とブラックペッパーで味付け…そして生クリームを加えて濃厚にしたんです──」



「そしてソースは砂糖や蜂蜜でほんのり甘く仕上げたマデラソースに醤油を加えました。これを割り下の様に食材どうしを繋げます！」









「そう…つまりこの品は……親子丼って概念を、フレンチの技で再構築したものなんです！」



我ながら、なかなかの自信作だ。





「しかし……ユキヒラ！これをどうやって詰めたんだ!?」



そう、うずら肉に詰め物をする場合、必然的に固形物になってしまう。
リゾットみたいな柔らかいのはこぼれ落ちてしまう──




これは、あくまで料理本で読んだ内容。つまり…そうとされているものに過ぎない。


当たり前を覆す料理こそ、面白いと思わない？





「あっ!!」


日向子先輩が突然に立ち上がった。


「さっきの歯応え──」


─ ─

おまけ




夢主様の

「カサゴのアビエ終わりました！チェックお願いしやす！」

「──お待たせしやした」



この口調………







「ドSの真選組一番隊隊長を浮かべちゃうね！」



「悠姫、今のは流石にストレート過ぎよ！完璧にジャンプのあのキャラしかいないじゃない！」


「吉野ん、この流れはもしや………」









「ここはどこですかィ？」





「案の定……か」

「アンタが噂の……」







「……え、私の事知ってるの？」


2人の関係性は次回!!





「「いや色々とアウトでしょ!!」」









因みに、銀●です。面白いですよね。
私が大好きな漫画(アニメ)の一つです！


「知らないわよ…」

ア「328話目よ♪」→←え「326話目ですわ」

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す