其の料理人は唐突に 拾参【食戟のソーマ】

〜ouverture〜 ページ1

「今までと同じじゃダメなんですよね〜。私は新しい世界に踏み出して」



「自分の料理に新しい光をあてたいんですよ」



─今まで知らなかった技術をモノに!!




「お前はこの1週間で必ず必殺料理へ近づける…」






「この俺の仕事に、最後までついて来れたらだがな…！」




料理に一途な少女の、次なる舞台がやって来た。






「新作コンペ…私も1品出したいんですけど！」



「今日まで頭ん中に組み上げてきたイメージを、すぐにでも形にしたいんです」









様々な技術を確かに力にして成長していく少女。









─この俺に喧嘩を売った女なんだ。


─スタジエなんかで終わる料理人じゃあ無いだろ？









─純粋で真っ直ぐな所も、料理に一生懸命な姿も……俺は、気が付かない間に───









「四宮師匠!!!!!」






そんな少女は、魔術師の想いなんて知る由もない──









「……お前の事が好きだって言ったら、笑うか？」





「……え？」









想いの交差点。

巡り逢う日は、いつの日か─？

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