悲願叶って 竈門 炭治郎 ページ4
現パロキメツ学園軸、炭治郎sideです…大丈夫な方はどうぞ
俺には幼馴染の女の子がいた。名前はAといい、小さな頃から一緒に育ってきた。
Aは、元気で面倒見がよく、誰からも好かれるような性格の為、学年でも人気がある方だ。
俺の妹や弟の面倒も見てくれて、非の打ち所がない少女と言える。
そんな彼女にも、年頃になると「気になる男子」というものが出来るのだ。
Aの恋愛相談に乗る俺ではないようだがな。
自分で言うのもなんだが、俺は結構悲しい立場に置かれていると思う。
幼馴染だからって異性として見られない。
アピールしても気付かれない。
お兄ちゃんポジションからは卒業出来ない。
挙句の果てには恋愛相談にまで乗っている。
長男とはいえそろそろ疲れた。
そんなこと言いながら、今日も今日とて恋愛相談のカウンセラー役になる。
AもAだが、俺も俺。
頼られて嬉しい反面、いい人止まりとはなんと切ないものなんだ。
「で、A、今日の戦果はどうだったんだ？」
「…なしのつぶて。」
放課後に、なんとも言えない空の下、屋上で反省会は行われる。
どうやら今日もダメだったらしい。
俺はパックにストローを刺し、Aの好きないちごみるくを差し出した。
ふにゃりとした笑顔でお礼を言うA。遠くを見つめながら話を続ける。
「その人さ、すっごい優しいの。誰にでも優しくって、みんなの人気者。そんで鈍感、どれだけアピールしても気付いてくんない。」
何度も聞いたこの言葉は、俺の胸を何千回と締め付けるのだ。
俺もAと同じ立場の人間だから、その気持ちは痛いほど分かった。
「そうか、それは辛いよな。でも、Aだって人気者なんだから、自信を持った方がいいぞ？」
高校生になって、どんどん大人び、女性らしくなっていくAに、俺はついていけなかった。
気づけば想い続けた彼女は、雲の上の存在。もう手も届かない。
「Aの事を大切にしてくれている人だって、沢山いるんだ。」
例えば俺とか。
気づいてくれないか、俺も君のことがこんなに好きなのに。
「炭治郎はいいよねぇ！禰豆子ちゃんっていう可愛い妹がいてさー！」
俺の周りにもう一人こんなこと言うヤツが居るぞ。
というか禰豆子は妹なんだから、この話には関係ないだろう…
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おもち(プロフ) - 他の人には自分から手を繋がないなど、他の人との違いを書いて頂けたら嬉しいです、 (2020年3月19日 9時) (
レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - 元花魁で善逸に身請けされた女の子をお願いします！男＝金と思い、小悪魔な女の子で他の男と平気で出かけたり、善逸を私の財布呼ばわりするけど、本当に好きなのは善逸！みたいなお話が見たいですー！ (2020年3月19日 9時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん。(プロフ) - おもちさん» おもちさん！大丈夫ですよ！リクエストお待ちしてますね！ (2020年3月18日 11時) (レス) id: 4573ada217 (このIDを非表示/違反報告)
おもち(プロフ) - すみません、リクエストお願いしても大丈夫でしょうか？ (2020年3月17日 23時) (レス) id: 203d84a786 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずみかん。(プロフ) - 凪さん» 大丈夫ですよ！レス遅れて申し訳ありません。リクエストお待ちしております！ (2020年3月16日 11時) (レス) id: 4573ada217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずみかん。 | 作成日時：2020年3月4日 16時
