雪に願いを (ページ5)

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それから私はあなたに近づくために勉強をしまくって。テストは常に満点を取るようになった。

濱「また満点なん？すごいやんかぁ～！」

あなたに褒められるだけで、なんだって出来そうな予感がした。

『崇にぃー！また100点！』

学校から帰ってきたあなた。

濱「お、おう！よかったな！」

いつもと違うあなたと後ろにいる女の人。

『崇にぃ...その人は？』

濱「へっ！？...あー、おれの..彼女///」

『...え？かの、じょ？』

濱「おん！ﾍﾍｯ、かわええやろ？」

彼女「ちょっと！やめてよw こんにちは！崇裕の彼女の咲です！よろしくね？」

『...あっ、あたしはAです！崇にぃがいつもお世話になってます！』

濱「オカンみたいなことゆうなや～w」

彼女「あははっwこちらこそおせわになってますwえと、Aちゃん？」

『うん！』

彼女「なんか可愛い妹が出来たみたいで嬉しい！」

『あたしも！お姉ちゃんができたみたいで嬉しい』

嘘ついた。全然嬉しくなんか無かったのに、優しい目で彼女を見つめるあなたをみて悲しかったのに。咲ちゃんがいい子だから。嫌いになれなくて、余計に苦しかった。

『あ、お使い頼まれてたんだ！バイバイっ！』

彼女「バイバイ！」

濱「きをつけてきー？」

『うん！』

嘘ついたの2回目。お使いなんてないのに、2人を見てたくなくて嘘をついた。

嘘をついた勢いで走った。走って走って、気づいたら知らない公園だった。1人でブランコに座って泣いた。

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すいません！文字数の関係で次に行きます。