漆話 ページ8
「あ、そうだ!胡蝶がこれを」
彼が何かの包みを取り出す
「何ですかねぇ」
「俺にも分からぬ」
「部屋に戻って開けてみましょう」
「そうだな!」
彼の後ろを部屋までついていく
ビリビリビリ
紙袋を破く
「わぁ、綺麗な着物。」
「ほんとだな、胡蝶なぜこんなものを」
「ん?Aこれはなんだ?」
彼が手に持っていたものそれは
さらしだった
「杏寿郎さん!!それはだめです!!」
「よもや!悪かった。これは何なのだ?」
「あぁぁ。これはあれです。さらしです」
彼が目を見開く
「よもや!!それは悪かった」
「大丈夫ですよ。男の人はこのようなもの知らないと思いなすから」
「A。こっちを向いてくれ」
私の肩をたたく
「何ですか?」
「Aにこれを。俺からだ。」
彼が、手渡してくれたのはオレンジと金色の綺麗なかんざしだった。
「Aに似合うと思って。」
「これを私に?ありがとうございます!!」
彼が私の頭をなでる。
「そんな喜んでくれるとは思ってなかった。」
「喜びますよ。そりゃぁ杏寿郎さんからの贈り物ですから。」
そりゃぁ
好きな人からの
贈り物ですから
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作者名:恋し隊 | 作成日時:2019年11月26日 22時