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拾肆話 ページ14

「父上のところに行こうか!」

「はい。杏寿郎さん。」



スタスタと廊下を歩く


そして、部屋の前についたかと思うと


ガラッと勢いよく戸を開け、


「父上!!父上の跡を継ぎ、俺も炎柱に!!」


「だから何だ、お前もしょせんすぐに死ぬんだ」


はぁ?


ほんとに実の息子?



こんな態度ないでしょ


きずいたら、叫んでいた


「こんな態度あんまりじゃない、本当に実の息子なの?


なにその態度、少しは喜んだら?せっかく柱になったのに。

あんまりでしょ!!」


2人が、あぜんとした顔で見つめてくる


「何だぁお前、もしかして、杏寿郎の結婚相手かぁ?」


「そうですけど何か?」


「チッ」


「父上!!。俺、この人と結婚するんです。それで式を挙げるから、こっちに来てほしい」


「はぁ。わかった。で、いつなんだよ」


「3週間後です!」


「はいはい。もう、どっか行けや」


「は、はい」


彼が寂しそうな顔で出ていく


がらんと戸を閉める


「杏寿郎さん、ほんとにあれでよかったのですか。」


「よ、よかったよ」


彼がいつもより低い声で言う


「A!どうだった?」


母が急いで聞く


「あ、あぁっと、多分大丈夫」


「そ、そうなの?ならいいけど。わたしも杏寿郎さんのお母さんに挨拶を」


部屋へ向かう母を急いで止める


「行っちゃダメ。」


「なんで?」


わたしは理由を説明する


「そ、そうなの。ならやめておくわね」


あんな人が杏寿郎さんのお父さんだなんて思われたくない



信じたくない

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作者名:恋し隊 | 作成日時:2019年11月26日 22時

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