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拾壱話 ページ11

「A、探したのよ。まったくあなたって子は。」


母が眉をひそめながら言う


「まぁでも、帰って来てくれたことだし杏寿郎さんも、Aも今日は泊っていきなさい」


「杏寿郎さん、悪いんだけど先に部屋に行っててくれない?」


と私が言うと


彼は何かを察したように速やかに兄とともに部屋へ行った


「母さん。私、杏寿郎さんとずっと一緒にいたいの。だから…」


「は?何言ってるの。母さんは、さっきからそのつもりでいたんだけど…Aは、違かった
の?」


私の目から大粒の涙が出てきた


「母さん!!私を育ててくれてありがとう。大好きだよ!」


母は、私を強く抱く占めながらこう言った


「私も大好きよ、ここを出てくのはいいけど、何かあったらまた戻ってきなさいよ」


「うん!わかった。」


と、私は自分の部屋に戻る






バタン




「杏寿郎さん。明日、屋敷に向けて出発しましょう。」



「よもや!A、ここに残らないのか?」


「残りません。私は、杏寿郎さんとずっと一緒にいたいです。私は、杏寿郎さんのことがす…」


「待て、」


彼が手で私の口をふさぐ


「俺は、Aのことが好きだ。だから俺と結婚してくれ。」


彼が真剣な目でこちらを見てくる



「わ、私もす、好きです。よろしくお願いします」



彼が、私の頬をなでる



「好きだA。」



と、口づけをしてきた





「私もです。杏寿郎さん。」





この幸せが







ずっと続いてほしい







そう願った

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作者名:恋し隊 | 作成日時:2019年11月26日 22時

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