trouble.12 捜索。 ページ14
月明かりがまるで自分の心を見透かして居る様に照らし続ける夜。
自分は喫茶店を求め、横浜市内を歩いていた。
笹森から受け取った一枚のメモを持って。
「……此処の辺りか…？」
キョロキョロと辺りを見回す青年、更に近くに事件が有ったとなれば、側から見たら完全に不審者と思われるであろうが、
周りには人気が全くと云って良い程無い。
そりゃあそうだろう、現在時刻十一時。
良い子はもう寝ている時間だ。
「…ッたく笹森のヤツ、もっと具体的に教えてくれよな…」
メモの内容はこうだ。
�牴Ｉ融堝癲察使崔亙佞蝓�公園付近��
重度の方向音痴には通じないであろう端的な文章だけが綴られていた。
…あんの野郎。公園付近って何処だよ。
誰かに聞こうとも聞けないし、交番なんて何処に有るかも分からない。
とりあえず歩けば何とかーー
「ーーー！」
目の前に現れたーー黄色いテープの端くれ。
近付いて見ると��POLICE�瓩諒源�が延々と書かれて居る。
そして灯りの無い喫茶店。
「ビンゴ」
近くに警察官が居るかも知れないが、御構い無しに喫茶店の入り口を探した。
「…こりゃあツイてる」
ちょうど誰かが入った様にテープが垂れていた痕跡を見つけ、其れを跨ぐ。
そしてコツコツと足音を立てながら店内へと足を踏み入れた。
青年の行方は、誰も知らない。
trouble.13 此処は。→←trouble.11 威厳。
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梓(プロフ) - ルルナナさん» ありがとうございます！！これからも面白くしていけるよう精進して参ります！ (2019年7月21日 17時) (
レス) id: 73b249ebe7 (このIDを非表示/違反報告)
ルルナナ(プロフ) - とっても面白いです！応援してます！ (2019年7月21日 9時) (レス) id: f75b5a5c4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓 x他1人 | 作成日時：2019年1月21日 0時
