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リンタロウさんの執務室を後にしようとする。
『また来ます』
森「次はクローゼットの中のドレスを着て来給え」
『其れは結構です』
森「即答！！」
私が秒で返事をしていると入口辺りに居た黒服さんが口を開いた。
黒服「…お話の処、失礼します。
首領、後五分で例の会食が開始されますので、移動を御願い致します」
リンタロウさんの顔付きが豹変する。
森「…嗚呼、もうそんな時間かい。
Aちゃん、此れから頑張り給え。
太宰君や中也君達の仕事も�爐�手伝い�瓩箸靴匿А垢抜萃イ蟲襪┐茵�」
『分かりました』
中原「では、失礼します」
中原さんと太宰さんの背後について部屋を出た。
ーーーーーー
薄暗い廊下を歩く。
私の前には太宰さんと中原さんが並んでいる。
…本当は仲が良いのでは…？
太宰「じゃあ、私は此処でおさらばだよ」
『…あ、はい。』
太宰「…いつでも手伝って呉れ給え」
中原「自分でやれ」
『…訓練の空き時間にでも。』
中原「華瀬！」
太宰「五月蝿いねぇ、良いじゃないか。
華瀬、とか云いながらも中也も手伝って欲しいのだろう？」
中原「………まァな、
…………………華瀬書類仕事早ぇし。」
中原さんの声が最後辺り小さかった気がした。
太宰「華瀬、そうなのかい？」
地獄耳だ。
『そうなんですよ、書類整理等は私の特技の一つなんです』
太宰「じゃあ、其の特技を私が最大限に活かしてあげよう」
『…有難う御座います？』
中原「……華瀬……」
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織田作之助
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作者名：梓 | 作成日時：2018年10月14日 20時
