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注)ポートマフィアの皆さんは全員同じマンションに住んでいます。

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私は重い足を引きずりながら、太宰さんとマンションに向かっていた。




太宰さんは口を開けた。






太宰「……華瀬、君は自分が‘異能力’を持って

いる事を知っていたのかい?」









『異能…力…?…何ですか、ソレ。』






太宰「…ハァ(やっぱり知らなかったのか…)



まぁ、後々分かるよ。




…って事は、あの時の異能力特有の光は無自覚
だったって事か…」






太宰さんはボソボソ呟いていた。




何考えてるんだろう…







太宰さんを横目で見つつ、マンションに入って行った。








其の時。







『…………………⁈⁈』




私は危険を察知して飛んで避けた。






…見た先に有ったのはーーーーー帽子?





帽子にしては飛んで来る速さが速過ぎる気が…









太宰「…………うわぁ……出たよ。」







太宰さんは露骨に嫌そうな顔をしていた。





太宰「…此処から先は危険だ。

少し遠回りしようか。」





……えぇ?



太宰「そんな事言わずに。」




…あ、また声に出てた…。








手を引かれて遠回りしようとすると。









…落ちていた筈の帽子が…



浮いて暗い闇に吸い込まれて行った。









……………え?

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織田作之助


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作者名: | 作成日時:2018年10月14日 20時

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