【A3!】おかえり (ページ6)

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ガヤガヤ、ガヤガヤ

電車で移動して着いたのはとある商業施設。
日曜日というのもあってか結構な人の数。
子供からお年寄りまで居て走り回る子や立ち止まる人など様々だ。

幸「まずは服から見て、その後莇はメイク道具でしょ、それに椋は本屋。最後にスイーツ店で休憩でいい？」

莇「ああ。」

椋「完璧なプランです！幸くん流石！」

入ってすぐに歩きながらプランを立てる幸。特に異論もなく服屋へ向かう一行。

『…………スイーツ。』

▽________

『……っ、幸、疲れた。』

商業施設の通路に点在するソファへぐったりと凭れる少女。その原因は幸にある。

Aに似合いそうな服を見つけると服を押し付け試着ルームへと押し込められ着替え、脱ぎ、着替えを繰り返し会計を済ますと次のショップへと繰り返し行われていた。

幸「まあ、これくらいで我慢してあげる。俺も欲しい服買えたし。」

Aが座るソファにはいくつかのショップバックが置かれている。Aと幸のものである。

椋「幸くんもAちゃんも何でも似合ってて素敵だなぁ。」

莇「確かに、何着ても様になってたな。」

幸「当たり前。てかA体力無さすぎ、少しここで休憩したら次はメイク用品だからね。」

その言葉を聞き心做しか少女の身体が重くなったのは気のせいだろう。
少し休憩と聞いてすかさずうたた寝する少女。
その様子をやれやれと肩を竦めて見守る目が3人。